トップ記憶力補うフレーズ帳19:事故/風邪/けが

記憶力補うフレーズ帳19:事故/風邪/けが

さて今回からは、日常会話の中でとても良く出てくる話題である、「問題/病気/生活」関係での表現についてまとめていきます。

まずスタートは、「事故」に関係するものや「病気」に関するもの、そして「けが」をしたときに使われる表現などについてです。

accident

 

■7:問題/病気/生活①

【事故】

cause an accident
What caused that terrible accident last night ?
昨夜、なぜあんなひどい事故が起きたのですか?

cause は「~を引き起こす、~の原因となる」という意味を表す。この表現は、疑問代名詞の what や、事故の原因を表わす語句を主語にして使われる場合が多い。

have an accident
My brother had a traffic accident yesterday.
弟が昨日、交通事故にあったんです。

have ではなく be involved in という表現にすると、主語の人物には「事故の責任がない」というニュアンスが強調される。また、meet with an accident と言うこともできるが、この表現を使った場合は、事故の重大性や悲惨さが示唆される場合が多い。

prevent an accident
If she had been a little more careful, she could have prevent the accident.
彼女がもう少し気をつけていれば、事故を防ぐことができた。

prevent は「~(の発生)を未然に防ぐ」という意味の動詞。avoid を使うこともできるが、avoid an accident と言った場合は、「その場で事故を回避する」という意味となり、prevent の「未然に防ぐ」というニュアンスとは異なることに。

report the accident
Did you report the traffic accident to your insurance company?
交通事故を保険会社に届け出たのですか?

report を使うと「~を報告する」という意味になり 、「(警察などの)公共機関に事故を連絡する」というニュアンスになる。前置詞の to を使って、届け先を明示することもできる。

 

 

【風邪】

catch a cold
I hate that I catch a cold so easily!
本当にすぐに風邪をひいてしまうので嫌になるよ!

この catch は「~に感染する」という意味。cold は、単数形でも a を付けずに catch cold という形で使われる場合もある。しかし、catch a bad cold(ひどい風邪をひく)のように、cold が形容詞で修飾される場合は、必ず a を付ける。

give someone a cold
I sure hope you don't give me a cold.
頼むから私に風邪をうつさないで欲しい。

文法的には give a cold to someone の形もあるが、このコロケーションではあまり使われない。ちなみに spread a cold と言えば、「風邪をうつして回る、風邪を蔓延させる」という意味になる。

have a cold
I have a really bad cold.
とてもひどい風邪をひいているんです。

この表現は、「風邪をひいている」という状態を表す。過去形で had a cold と言えば、すでに風邪が治っていることが伝わる。なお、catch を過去形にして caught a cold とした場合には、治っているかどうかは不明確。

 

【けが/傷】

inflict an injury
He was tried and found guilty of inflicting serious injuries on his child.
彼は子供にひどい怪我をさせたということで裁判を受け、有罪になった。

事故や災害などを表わす語句を主語にして、使われるケースが多い。
The heavy storm inflicted injuries in the town.
大きな嵐でその町に多くのけが人が出た。

suffer an injury
I heard that about 24 people suffered minor injuries.
聞いたところだと、24人ほどが軽いけがをしたようです。

suffer は「~(被害)を受ける」という意味を表わす動詞で、けがや病気についてよく使われる。ただし、cold や cancer などのような具体的な病名を表わす語と結びつく場合には、suffer from ~ の形で使われるため、注意が必要。

treat an injury
Do you know how to treat an ankle injury?
足首のけがの手当ての仕方がわかりますか?

treat は「手当てや治療にあたる」という意味を表す語。cure や heal という動詞は「~を治す、~を完治させる」という意味を表すので、その違いに注意が必要。また、これらの語は、
He was cured of his injury.
彼のけがは治った。
というように、受動態で用いられるのが普通。

 
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