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能動態でシンプルに話す
英語をスムーズに話せるようになるために、まず一番先にやらなければならないこと。それは「主語は何かを考える」こと。
そして今回、重要度Aランクの2番目。
「能動態で話す」について復習しました。
「能動態で話す」
普段感じていると思いますが、日本語での会話では「~された」や「~してもらった」などの受動態(受け身)が意外と多いです。
This novel was written by Mr. Murakami.
この本は村上氏によって書かれた。
前回「主語は何かを考える」で述べていましたが、日本語では「テーマ」が主語になることがあるので、「この小説は~」で文が始まるのはごく自然なことです。しかし・・・です。
だからといってこれをそのまま英語に直訳する必要はありません。
なぜなら、英語を受動態で話すのは少しむずかしい部分があるからです。
知っての通り、受動態は過去分詞を使って表現します。
そして、その場合に少しややこしいことがあるんですね。
①written のように、不規則に変化するものがある
②-ed の語尾の発音が相手にとって聞き取りにくい
③聞き手は文の構成を聞き取り、受動態だと判断して意味をつかむ必要がある
(ネィティブなら不要だと思いますが・・)
考え方を転換
ここは、考え方を変えた方が良いということ。
「~された」という表現は、視点を変えると「~した」に言い換えられます。
主語を替えると、「受動態」は「能動態」になるんですね。
もちろん知ってると思いますが、それをもっと積極的に実行するわけですね。
すると上の文は、次のようになります。
Mr. Murakami wrote this book.
とてもシンプルになりました!
能動態で話すということは、ややこしい過去分詞を使う必要がないということです。
・不規則な動詞変化に気を遣う必要がない
・語尾の発音を気にする必要もない
・シンプルなので聞き手も分かり易い
メリットが多いです。
次の例
「彼はみんなから好かれているよね」
・・と聞くと、「He is ...」というように始めたくなりそうですが、受動態の文となり先ほどの説明の通りとなります。
ここは主語を「彼」ではなく「みんな」にしてみます。
すると、「みんなが彼のことを好いている」という能動態の文に変わります。
Everyone likes him.
はい、とても簡単に言えました!
まとめ
受動態はできるだけ使わないで能動態で話すようにすると、文意を変えずに、話し相手に簡潔に伝えることができます。
「知っている単語で」+「シンプルに」= 能動態 です!
わたし達、非ネィティブの初級~中級者は、まずは知っている語彙を使ってシンプルな会話に努めた方が進歩が早いですよ!
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