お薦めの本
本サイトでは英会話に焦点を当ててサイトを作っています。つまり「リスニング」と「スピーキング」を最重要ターゲットとして取り組んでいます。
従って、お薦めの本として紹介させていただくものは、すべて自分で買って実際に使い込んできた中で、とくに英会話力を養成する上で本当に良かったと思っているものばかりです。
取り組み始めはどの本が良いかまったくわかりませんでした。本を開きパラパラめくってみると、どれも良さそうなことが書いてあります。
それで衝動買い的に、あたかもこの本を買うと自分の実力が上がるんだ・・みたいに考えてしまい、精算カウンターに足を運んでしまったものです。
しかし、実際に買っていろいろやってみると、使い続けていつも机の横に置かれているものと、途中から開くのを止めて本棚の中に移してしまうものに分かれました。
使い続けて始めて、その本の本当の良し悪しがわかってくる、というのがいつものことでした。
英語が話せるようになってから振り返ってみて、自分にとって本当に良かったと思える本と、そうでなかったものとが正しくわかるようになりました。
かなり苦労して英語が話せるようになった一人の学習者として、自信をもって以下の本を紹介させていただきます。
人にはいろいろな考え方があります。英語に対するアプローチの仕方も人それぞれかもしれませんが、基本は大きく違うことはないと思います。
わたしの本を選んだ基準は、「シンプル」「実用的」の2点でした。日常会話は「シンプル」な文でのキャッチボールだということ。
また、若くなくなってからの英語勉強再開でしたので、無駄な時間を極力なくしたかったこと。
それから、ちょくちょく海外への旅行や出張があるため、すぐに役に立つものを・・と思っていたからです。
話せるようになるためには、どうやれば良い?
うまく話せない人やカタコトレベルだという人が、楽しく英会話ができるようになるためには、どうやれば良いのでしょうか?
わたしは簡単な基本文をしっかり頭にインプットし、英会話のベースとなる1本の太い幹を作ることだと思っています。
すべてはそれができてからで、それらを応用展開していくことで徐々に会話ができていくからです。
そしてここが重要な点だと思っているのですが、ただ覚えるだけではなく、必要なとき必要な場面で適切な文がすぐに頭の中に浮かんでくるレベルまで・・なのです。
「3回この本は読みました・・」というレベルでは、全然ありません。
・読む回数で言えば100回以上
・暗記できていて、すぐに口をついて出てくるレベル
というイメージなのです。
つまり、覚えるだけではなく身に付いたというレベルになるまで、精読し、応用練習するということです。
おそらくこの部分が、話せるようになった人とそうでない人の違いだと思います。その取り組みにかける集中力と継続力が。
初級編:お薦めベスト3
日常会話を話せるようになるには、この3冊だけを集中して学習すれば十分ですが、一度に3冊を取り組む必要はありません。
まずは基本中の基本、会話のベースとなる中学基本文をしっかり頭の中に、「植えつける」こと。すべてはそこからです。
そしてその中の動詞と名詞を入れ替えて、シチュエーションに合わせて話せるよう応用練習すること。
もうこのレベルになると、実戦で会話練習ができるようになります。~まで身に付けたら・・と考えず、すぐにオンライン英会話などにトライしてみることをお薦めします。
「シンプルパターン英会話」で話すためのベースとなる基本文を身に付け、
「1分間英語で自分の・・」で自分のことを簡単に説明できるようになり、
「日常英会話BEST表現76」で日常会話例を覚えて会話力を伸ばしていく。
まさに、日常英会話ができるようになるまでのロードマップです!
■言いたいことがどんどん話せる シンプルパターン英会話
安河内哲也著。講談社インターナショナル株式会社。1,470円。(初級)
シンプルパターン英会話―言いたいことがどんどん話せるこの本は自分の中に、会話のベースとなる基本文という1本の太い幹を作るための、第1段階で使うための本です。
中学の低学年レベルの実力で、楽に読むことができます。そして例文は、実際の日常でよく出てくるものだけを選んで載せています。
本当に重要で基礎的な基本文を50だけピックアップし、その解説とフレーズを替えた使用例を10パターンずつ上げています。
またCDが付いているので、発音に自信がない人も簡単に英会話の基本フレーズが練習できます。シャドーイングやリピーティングにも良いです。
語彙はあまり多く載っていませんが、その分とてもシンプルです!すっきりした構成になっており、スピーキング練習の第一歩のものとしては、本当にお薦めの本だと思っています。
わたしはこの本をいつでも持って歩き、すき間時間があったらすぐに音声ファイルが入ったmp3プレーヤーを出して、徹底して聞き、そしてつぶやくようにしていました。
最初のこの取り組みがあったので、のちに、初めての英会話体験をすることにつながっていきました。すでに話せるようになっている人には、もの足りないと思います。
しかし、英会話のベースを作り上げようとする人にとって、重要基本文をいつでも横に置き、すぐに見ることができるようにしておくことはとても大事です。
どこへでも持って歩ける少し小さめの本で、2色刷りでシンプルな内容の、すっきりとした良い本です!
※参考:この本を使って具体的にどう取り組むのかについて、シンプルパターン英会話で迷いスッキリ のページでまとめています。
※関連記事:どこでも通じる英会話2冊
■1分間英語で自分のことを話してみる
浦島 久著(株) 中経出版 1,575円 (初・中級)
1分間英語で自分のことを話してみる (CD付)この本は一応基本文は身に付いたという人が、次のステップで取り組むのが良いと思います。会話をするための基礎が身に付き、それをいかに展開していくか。
単文で会話をやり取りしていた人が、まとまった内容を相手に伝えていけるようになりたい・・という方に、向いている本です。
3年以上前からオンライン英会話をやっているのですが、その会話の中で何度も自分のいろいろなことについて、説明する必要に迫られる場面がありました。
そのときは少しずつ考えながら説明をしたのですが、あとで考えると、あらかじめ自分のことをうまく説明する文章を整理しておくのが良いと思っています。
それで自分のことを1分間程度でうまく説明することを解説している本を探し、この本にたどり着きました。
この本はストーリー性があるためとても覚えやすく、しかもその内容が自分のことについてであるため、いろいろな場面で役に立てることができます。
英語で自己紹介をしようと思っても、何も口からでてこない人にとっては、この本はとても役に立つのは間違いありません。
40トピック(自分や家族・日常生活・趣味など)あるので、誰でも楽しみながら会話力のアップが図れます。著者の英会話への熱意が感じられる、とても暖かみのある本です!
わたしはすぐに自分用に単語を入れ替えてアレンジし、使ったものでした。
■日常会話に自信がつく英会話BEST表現76
宮本 俊之 (著)。 トーマス・J. コーガン (監修)
日常会話に自信がつく英会話BEST表現76 (こんなに使える中学英語)この本は初級勉強用としてはとても良い本なのですが、英語の勉強を始めた頃はまだ購入はしていませんでした。
先に「シンプルパターン英語」や「少し話せる人の英会話練習帳」を買って、ある程度話せるようになってから、この本を見つけて買ったのでした。
中学英語が基本となっているので、簡単でわかり易く、しかも日常よく直面する場面の会話例がたくさん載っていたからです。
のちのちこの本は、オンライン英会話レッスンのときのフリートーキングで話す会話の下調べ用として、とてもよく活躍してくれました。
英語勉強をするとき、覚えなければならない表現があまりにも多いと、いつ終わることができるのか予想がつかず、つい挫折してしまうものです。
しかしこの本は、基本表現は76に絞り込まれています。
ビジネス会話をするような目的の方に対しては、決して十分な数ではありません。ですが、日常会話を楽しめるようになるためには、十分なレベルだと思っています。
そして、比較的短期間で取り組むためにも、ちょうど良いボリュームでした。CDがついているので通勤途中に聞き続け、3ヶ月ほどでそのほとんどを言えるようになっていました。
使いこなすというレベルまではもう少しかかりましたが。
◇よくフリートークで話す文章
わたしはオンラインレッスンのとき、新しい先生には最初に必ず次のような質問をしています。(繰り返すことで記憶に浸み込ませている)
・どこに住んでいるのですか?
・家族は何人ですか?
・あなたの趣味は何ですか?
・どんな料理が好きですか?
・時間あるときは何をしているのですか?
・
・
このような表現はすべて載っています。
わたしはほとんど言えたのですが、ときどき自信がないような文があると、すぐにこの本で確認をしていました。
以下、内容を少しご紹介します。
★日常場面のBEST表現 | ★アウトドアのBEST表現 |
1.あいさつをする場面 | 1.道案内をする場面 |
2.自己紹介をする場面 | 2.乗り物に乗る場面 |
3.友人とおしゃべりをする場面 | 3.買い物をする場面 |
4.家庭でおしゃべりをする場面 | 4.外で食事をする場面 |
5.電話をかける場面 | 5.レジャーに出かける場面 |
6.招待や訪問をする場面 | 6.アドバイスをする場面 |
中級編:お薦めベスト3
中級レベルにアップしたい!・・という方にお薦めのこの3冊。英文の文法レベルを中級に・・という考え方ではありません。
知らない単語やむずかしい表現など、自分の知っている語彙で何でも説明できるようになっていく・・という中級です。
「音読パッケージ(中級)」で
シンプルな基本文に、副詞や副詞句、形容詞句や場所/時の表現を付け加えて話せるようになり、
「驚異のグロービッシュ英語術」では
たった1500の基本単語だけであらゆる日常会話をスムーズに表現できるようになる練習を行い、
「英語は5歳児の日本語」で
日本語特有の難表現を、簡単な言い回しで話せるようになる訓練をします。
持てる知識をフル活用して応用力を伸ばし、会話レベルをいよいよ中級へとステップアップしていきましょう。
まさに、中級へは何を勉強し練習したら良いのかを示す3冊です!
■音読パッケージトレーニング 中級レベル
森沢 洋介(著) ペレ出版(発行) CD付
ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル(CD BOOK)中級レベルとなっていますが、とてもわかり易いシンプルな文が使われています。そしてそれに形容詞句や副詞句などの補足表現が加わり、すっきりした中級レベルの文が構成されています。
こういう分かり易い文章で繰り返し聞く、ということが大事だと思います。意味のわかる文章を何度も聞くことで、日本語を介せずに英語から直接意味がつかめるようになってきます。
リスニングを繰り返したあと、音読/リピーティング/シャドーイングと進めていのが、レベルアップの近道です。
最初は2つの単語がくっついた形で聞こえて、意味がつかめなかった部分についても、繰り返すことでわかるようになってきます。
CD-1には、
少し遅いスピードとナチュラルスピードのものが入っています。
CD-2には、
リピーティング用に各フレーズの間にポーズの入ったものが書きこまれています。
このリピーティング用のものがとても良いんですよ!絶妙な感じでポーズが入っているんです。ですからとてもリピーティングがやりやすいんですね。
また、このCDは東京SIMの英語の語順で理解するためのCDと、似た構成になっています。わたしは東京SIMの高い教材を購入しましたが、このCDでも同じ効果が得られると思っています。
念のため初級編も載せておきますので、興味のある方は確認してみてください。
・みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)■驚異のグロービッシュ英語術
関口 雄一(著)。 高橋書店(発行)
通じなかった英語が一変する 驚異のグロービッシュ英語術
この本も買ったときは本当に目からウロコ状態となったものでした。
1500語で日常のどんなことでも表現していくための、8つの考え方とトレーニング方法について、理路整然とまとめられています。
1) 主語は何かを考える
2) 能動態で話す
3) 短い文を足しながら話す
4) イメージをやさしい英語で伝える
5) グロービッシュ単語で「状態」を表現する
6) グロービッシュ動詞をフル活用する
7) 知っている単語を加工する
8) 日本人が間違えやすい英単語に注意する
会話力をアップして中級になっていくためには、ある考え方とコツをものにしなければなりません。
この本を読んで、載せられているトレーニングを一通りやるならば、中級へとつながるその考え方について、深く理解することができるでしょう。
■5歳児の日本語で考える英語
奥村 美里 (著) きこ書房 (発行)
英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!
昨年「英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!」の本を購入しました。Amazon1クリックオーダーで。
早くから著者のメールマガジンは読んでいて共感していたのですが、
英語は「いかにむずかしい表現を簡単に言い換えて話すか」だと考えていす。
この本はまさにその言い換えの考え方とやり方が、びっしりと詰まっている本です。
ただ闇雲に学習を続けていけば、いずれ中級になれるというわけではありません。
中級になるためには、自分の持てる語彙をフル活用し、どんなことでもサッと説明できるようにならないといけないのです。
そこにはただ学習して覚えれば良いという世界ではなく、知っている語彙で簡単に話すための発想転換と、いくつかのコツが必要なのです。
その考え方を理解することで、本当に一皮むけた会話力になっていけるのです。
この本と次のグロービッシュは、壁にぶつかっている人にとって、その 壁を乗り越えるためのきっかけを与えてくれる本 であると確信しています。
この本を読んでの詳細と感想について、次のサイトの方に投稿していますので、よろしければ覗いて見てください!
姉妹サイトはこちら ⇒ おとみの英会話チャレンジ記録
+アルファでお薦めしたい本
■独習3時間 少し話せる人の英会話練習帳
森田太郎著。明日香出版社。1,365円。(初級)
独習3時間!少し話せる人の英会話練習帳 (アスカカルチャー)この本は基本となる文を覚えるにあたり、文法解説を交えて少し深く学習しながら進めて行きたいという人に向いています。
話せるようになるためには、まずは基本的な文法をきっちりとマスターして、使いこなせるようになることが大事なのは、先に述べた通りです。
そのためには中学英語をしっかりと復習するのが良いのですが、この本はそのレベルの基本文を説明し、さらに普段良く出てくる場面での会話例を示しながら、うまくまとめられている本です。
わたしもこの本に載っている基本文と会話例を、しっかり音読を繰り返して頭の中にインプットしました。
上のシンプルパターン英語で基本文50を身に付け、この本では日常生活でよく使う会話例を覚え込むようにしました。この会話例が、今でもわたしの英語で話をするときのベースになっています。
■中学英語を復習して英会話がペラペラになる本
巽 一朗著。(株)中経出版。1,575円。(初級)
中学英語を復習して英会話がペラペラになる本―「中学英語」でネイティブに通じる!カラー版若い方は必要ないと思います。
まだ中学や高校のときの記憶が残っているので。
若くなくなってから英会話勉強を再開しようという方、中学英語はずい分忘れてしまって自信がないなーという方は、この本を先にやってみるのが良いでしょう。
この本は、英語が苦手な人にわかるまで説明してくれる・・そんな先生のような本だと思います。文字も大きめで読みやすく、やさしい会話例を上げて丁寧に且つ分かり易く説明をしてくれています。
CDだけでもダイアログ部分が学習できますし、CDの話すスピードはゆっくりとネイティブの2つのバージョンがあり、ヒアリング練習だけではなくシャドーイングの練習用としても、最適の1冊だと思います。
入門編として、また大人になって基礎を思い出したい人にとっても大変良い一冊ではないかと思います。
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