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第9話:2回目の感激は香港で
英語がしっかり通じて感激した2回目は、香港でのことでした。
慣れた日常会話とは違う場所での、今までまったく話したこともないような話題の会話でした。
そして、それがしっかり通じて目的を達成することができたので、ホッとしつつも自分の英語にさらに少し自信を深めたのでした。
香港
ときは2011年、場所は香港国際空港内のHSBC銀行支店。
すでに英語は話せるようになっていたのですが、もっぱら日常会話だけでしたので、銀行に行って口座解約の手順を教えてもらい、そしてそれを実行してもらうということに、少し不安を感じていたのでした。
単純な口座解約ではなく、Savings(HK$の預金)とCurrent(当座預金)、それからJPY Savings(日本円の預金)の3つを活用してきており、それぞれ両替や移動の操作を先にしてもらう必要があったのでした。
それらを精算してから、口座の解約をする必要があったからです。
銀行での会話
時間さえかければあまり問題は無いと思うのですが、何分窓口に立ってその一連の話をする必要があり、ガラス壁のマイクとスピーカを通しての会話で、とても聞き取りにくかったのです。
さらには、そのうしろに大勢の順番を待っているお客さんが並んでいて、みんながこちらに「早く終わらないかなー」と、強い視線を投げかけてくる前で話を進める必要があったからです。
そんなプレッシャーの中でマイクとスピーカーを通じて会話し、順に作業を進めてもらいました。パスポートを提出したあと、何度も質問と返答を繰り返して、ようやく全作業を終了したのでした。
緊張と集中の中で
時間でいうと20分くらいだったかも知れません。
(緊張していて、時間感覚がまったく残っていませんでした)
そんなに長い時間ではありませんが、他のお客さんのプレッシャーの前で、担当員の言うことを一言一句聞き漏らさないよう集中して聞き取りました。
返答には、誤解されることのないよう、できるだけシンプルで明確な話し方をするようにしました。長々とした文で話すと、言いたいことを間違える心配があるからです。
作業がすべて終わって窓口から離れたときは、緊張して疲れたなという気持ちよりも、普段慣れない場所でしっかり英語で対応し、目的を達成できた充実感がみなぎっていました。
「あー、英語が話せて良かった!」
英語を話せる自信はどこから
考えてみると、結局「英語が話せる」という自信はどこから来たのかと言うと、すべて英語を使っての体験から来ているように思います。
体験無しにどれだけ英語の勉強をしていても、決して自信は出てこないのではないでしょうか。
勉強をして、英語を話す体験をして、うまく通じた分だけ自信ができていくのだと思っています。
■関連のページ「話せるようになるために」
・第8話:英語が話せる自信はこうやってできた
・第10話:3度目の感激
・第11話:日常会話が話せるようになる近道は・・
・お薦めの教材(これをやって会話がスムーズに)
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