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It や There を使って簡単に話す

日常会話のとき、ItThere の構文はよく使っていますか?

これらの構文はとても英語らしい表現で、すごく使いやすい構文だと思います。

実際、海外に行ったときに、友人たちとの会話ではずいぶんと良く使いました。使い慣れるととてもスムーズに出てくるようになります。

日本語では、ItThere のような形で使える主語はありませんので、なかなか発想しにくいかと思います。

しかし、慣れると本当に便利だと感じさせられる構文です。

ですから、あまり使われていない方は、It / There の構文を上手に使えるよう研究してみることをお薦めします。

It を使う例

実際、いろんな場面で本当に良く使いました。自分的に言うと、使用頻度Aクラスの構文となっています。

例えばこんな感じ。

It's wrong to be late for work.
仕事に遅れるのはよくない。

It's not easy for me to learn English.
わたしにとって、英語を習得するのは簡単ではない。

特に「天候」や「時間」、「距離」や「事情」、「労力」などについて表すときには、この It を積極的に使うとずいぶん簡単に話すことができます。

 

何を主語にするか

例:「去年、当地はほとんど雪が降らなかった。」

上の例文を直訳して「当地」を主語にすると、おかしな英文になってしまいます。

Last year, this place did not snow very much.

おかしいですよね!

ここで It を使うとずっと英文らしくなり、言い方も簡単になります。

It snowed little here last year.

天候、時間、距離、事情、労力などをあらわす文の場合、日本語で「~は」や「~が」に相当する部分が、必ずしも主語にはならないということも、覚えておくべきポイントの一つです。

「雪」を主語にすることもできますが、「It」を主語にした方が、ずっと英語的な文章になります。

英語の場合、もしも「It」を使わないのなら、人を主語にして

We didn't have much snow.

とするのも良いですね。

いずれにしても「雪」を主語にする表現は、あまり使われないですね。

これは英語の慣用的な表現なので、日本語の文脈から翻訳しようとしても無理だと思います。

このようなときには、頭から「英語ではこういう言い方があるのだ」と割り切ってしまったほうが無難です。

天候について話す

天候の関係は、雨でも雪でも、また、風でも嵐でも、できるだけ It を主語に使うようにした方がいいでしょう。

「昨日は雨だったけど、昨晩、風が強く吹いて、今朝は晴れた。」

この文章を、昨日を主語にして直訳すると、不自然でおかしな英語になってしまいます。

Yesterday was rainy, but because the wind blew strongly last night, this morning cleared up.

これは、次のような文になります。

It rained yesterday, but as the wind hard last night, it has cleared up this morning.

また、
「雨があがって日が差し始めた。」
「街を行く人々の顔が急に明るくなった。」
というときに、

次のように1語1語たどって訳しても、わかってもらえるかもしれません。

The rain was over and the sun has begun to shine.
The faces of the people walking along the streets suddenly became bright.

ですがこの場合も、It を使えばずっと英語らしい表現になります。

It has stopped raining and the sun has begun to shine.
Then the faces of the people on the streets have brightened all at once.

いかがでしょうか?
(続く)


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