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第4話:英語が話せるようになったステップ学習
わたしは47歳のときまで英語が話せなくて、英語コンプレックス人間でした。そして話せる人を遠目で眺めては、いつもうらやましく思っていたのでした。
嫉妬を覚えた過去
神戸にいたときに一緒に仕事をしていた同僚で、わたしよりも10歳以上年上なのにペラペラと話す人がいて、嫉妬の念を覚えたものです。
そんな状態のわたしでしたが、47歳のときにどうしても英語をやらなければならない事情が出てきたのです。海外へ何度も出張に行かなければならないという。
そこでわたしは一大決心をして、英語の勉強を再開することにしたのでした。今考えると、それはわたしにとって本当に幸運なことだったなと思っています。
英語勉強再開を迫られ、長年の悲願だった英語コンプレックス解消のきっかけとなったからです。
中学英語からやり直し
学生時代よりずい分あとのことでしたので、まったくのやり直しだったのですが、不思議と中学のときの英語のことは強く記憶に残っていました。(それ以上についてはまったくダメでしたが)
それで、話せるようになるためにまずはやったことは、何といっても
「中学英語の復習」
からでした。それも基本文から。
単語やいろいろな補足表現は、その時々に必要なものをやっていけば良いと考え、まずはスピーキングの骨格となる基本文をしっかり頭の中にインプットしようと考えたからです。
それともう一つ意識していたのは、
「できるだけシンプルに話す」
でした。
要は相手に自分の言いたいことが伝わりさえすれば良いと考えたからで、決してむずかしく捉えて途中挫折しないように・・と決めたのでした。
あまり高望みはせず、体裁はこだわらず、できるだけ早く、少しだけでもいいから話せるようになる・・という現実的な作戦を選ぶことにしたわけです。
以上の考え方に沿っていろいろと取り組んで、周囲からはもう無理と言われる年でしたが、何とか6カ月ほどで決まったパターンの話題だけは話せるようになったのでした。
会話時間にすると約30分くらいでしょうか。
そして、さらに3年ほど継続して取組んだ結果、海外旅行では困らないくらい話すことができるようになったのです。
効率の良いやり方だったかどうかはわかりませんが、記憶力の鈍くなった中年でも、やればできるということを証明できたと思っています。
今回、今までやってきた取り組みを、ステップを追って整理してみましたので、英語勉強を再開したばかりという方に、参考にしていただけたならうれしいです。
ステップ1
中学英語の基本文を音読/暗記
・文法はさらりと復習
文型はこういうものがあると理解する程度。
(SV、SVO、SVC、SVOO、SVOC)
・中学1・2年の基本文をしっかりと復習、音読、暗記
毎朝5分、音読を繰り返しました
⇒ よく使う文型
ステップ2
動詞、名詞、形容詞の入れ替え訓練(実地練習)
・基本文の中の単語を入れ替えて、質問や返答する練習を行う
海外出張のとき、若い非ネイティブの英語が話せる人と会話練習非ネイティブであり、同じように苦労して勉強して話せるようになった人なので、とても話し易く、指導もうまくしてくれました。
⇒ よく使うフレーズ
⇒ よく使う形容詞
⇒ よく使う接続詞
ステップ3
接続詞、副詞、場所・時間などの補足フレーズを復習/挿入練習
ステップ4
英語の語順/ネイティブ思考を意識して学習
⇒ 英語の語順で文を作るというやり方
⇒ 英語の語順で理解できるようになるには
⇒ 英語の語順で会話し基本文暗記
⇒ 英語の語順で処理して会話力が大幅アップ
ステップ5
SV+どんどん補足フレーズを追加し、文を完成させていく練習
⇒ とても便利に使える表現20
⇒ 重要イディオム 81
⇒ 重要イディオム 28
■関連のページ「話せるようになるために」
・第3話:どう考えながら話していくのか
・第5話:疲れないやり方で無理なくレベルアップ
・第6話:英語勉強の効果的なやり方
・お薦めの教材(これをやって会話がスムーズに)
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