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むずかしい文はシンプルな文に分けて話す

日本文で考えてからそれを英語で言おうとすると、つい複雑な文になることがあります。

日本語は当然堪能なわけで、いつも通り考えて文にしてしまった場合、当然、日本語の堪能な部分が働いてしまうからです。

なので、日本語的に考えて文を作るのは、止めた方が良いと思っています。

また、できるだけ複数の要素を同時に言おうとするのも止めて、言いたい要素ごとに分けて、シンプルに話すのが良いと考えています。

話そうとする内容が、ときには少し複雑な文になることもあるので、そういう場合は、すぐに言いたい要素ごとに分けて考えるようにして、シンプルな文を上手につないで話すようにします。

そのように話し方ができるようになると、少しむずかしい文でもずい分簡単に言うことができるようになります。

今回は、こういった練習を少しだけやってみたいと思います。
瞬間的に各要素ごとに分けて、シンプルな文を考えるようにします。

例題の文は、同時にいくつかのことを言おうとしている、少しむずかしい文となっています。

すぐに2つのシンプルな文に分けて、話す練習をしてみましょう。
まずは「理由説明」の例からです。

例題1:

今朝、寝坊して電車に乗り遅れてしまいました。

■考え方:
この文には二つの要素があります。
一つは、朝寝坊をしたこと。もう一つは、電車に乗り遅れたことです。

結論はどちらの方になるでしょうか。

そうです、この文で言いたい結論は「電車に乗り遅れた」ということですね。なので、まずはそこから言うようにします。

・わたしは電車に乗り遅れた。
  ⇒ I couldn't catch the train,

そして次の文は乗り遅れた理由になるので、
「~したので」=「なぜなら~」
と考えて、

・寝坊をした = 起きるのが遅かった = 遅く起きた
  ⇒ because I woke up late

・今朝
  ⇒ this morning.

以上により出来上がった文は、次の通りです。

I couldn't catch the train, because I woke up late this morning.

いかがですか? とてもわかり易いですよね。

 

例題2

10分ほどこの通りに沿って歩いて、
     本屋さんの角を右に曲がってください。

■考え方:
これは道案内の文なので、説明する順番に話していった方が良いですね。

まずは最初の結論文になります。

・この通りに沿って行きなさい
  ⇒ Go along this street

そして次は補足の表現。

・10分ほど
  ⇒ for about ten minutes.

さらに次の補足。

・そして、
  ⇒ Then,

・右に曲がってください
  ⇒ take a right turn

・本屋さんの角で
  ⇒ at the bookstore.

別に「角で」という表現にして言わなくてもOKです。
出来上がった文は、次の通りになります。

Go along this street for about ten minutes.
Then, take a right turn at the bookstore.

シンプル・スピーキング
03) 英語力が伸びない5つのやり方
04) シンプルスピーキングの具体的やり方
05) シンプルに話すと英語は簡単になる
 

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