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結論から話すと英語は簡単になる
今回は、「英語を簡単に話す」ためには、まず先に何を一番注意するべきなのか、いつも強く感じていることについて書きます。
オンライン英会話レッスンをやってからもう長いので、日常の会話はほとんどがスムーズに話せるようになりました。
ですが、ときどきあまり話したことのない話題となったときなど、「どう言おうかな・・」と一瞬考え込むことがあります。
そういったときにはどのように対応するのが良いのか・・ということを課題として考えながら、レッスンではその実践トライをしてきたのでした。
その結果、到達した結論は、まず第一に
「結論から話す」
ということでした。
いろんなときに書いていることですが、今回の「簡単に話す」というテーマにおいては、実はかなり重要なポイントになります。
それは、英語は結論から話すと
「文が簡単になる」
ということのためです。
結論があとの日本語
日本語では、たとえば何かの会合に遅れたりした場合、「遅れてすいません」と短刀直入に言えば良いことを、あれがどうで、これがどうで、そして・・・で、遅れてしまった・・
などと、最初にあれこれ他のことを述べてから、ようやく最後に結論を言うというようなことが多いです。
これが話を複雑にして、文がことの他、むずかしくなってしまう原因の一つです。
英語においては、欧米人のメンタリティに合わせて、まず先に「言いたいことの核心を述べる」ということが大事なのです。
英語力のある人の場合は別かもしれませんが、初級や中級の人が話すとき、もしも迷うようなことがあったなら、
「まずは結論だけを言うことに集中すべき」
だということです。
英語の基本文型
英語の基本文型は5つあります。
1)SVS:主語
2)SVOV:動詞
3)SVCC:形容詞
4)SVOOO:目的語
5)SVOC
ですが、まず大事なのはSV、SVO、SVCの3つ。とりわけ重要なのはSVです。
SVは全ての文型に共通の部分で、最重要な部分。SVOOとSVOCは、後回しで良いというのが私の結論です。
なぜなら、SVOをまずは話したなら、そのあとにもう一つのOやCを言わない場合、逆に相手の方から尋ねてくるからです。
言い換えると、尋ねられてから答えてもまったく問題はありません。会話の流れが影響を受けることもないのです。
したがって、言いたいことに詰まったり迷ったりしたときは、「まずSVOかSVC、あるいはSVだけを話す」として、素早く対応するのが良いと考えています。
それだけで、言いたいことの70%くらいは、相手に伝わるものです。
他の補足表現などでモタモタしているよりは、まずはスパッとSVOを話せば、相手の方も結論がわかってからのおちついた会話ができるというものです。
あれもこれも一緒に話そうとしない。
結論から順に並べ、区切りながら話していく。
この話し方でやると、言いたいことをすっきり整理してスムーズに話せるようになります。話すことが簡単になります。
「言えない部分は言わない」で良いのです。
そして、相手から質問されてから、ポイントを答えるだけで良いのです。
是非、おためしを!
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