シンプル・スピーキング練習の実際
英語勉強を再開したときに強く感じたことがあります。
それは、日本人と欧米人は価値観や感性が違うということ。
日本人同士で会話をする場合、「雰囲気を読む」「阿吽の呼吸」などのような言葉のあることが示すように、話すときにオブラートにくるんでぼかすような話し方をし、他方、相手には裏の意味を汲み取るのが普通・・・的な部分があります。
一方、欧米人は「結論から先に話す」、「きちんと原因や理由を説明」「論理的な話し方をする」という部分が代表するように、ぼかすような話し方ではなく、きっちりとした直接的な話し方をするのが普通なのです。
英語を上手に話せるようになっていくためには、両者のこの価値観や感性の違いをよく理解して、相手に合わせた話し方をしていけるようになる必要があります。
それを意識せずに漫然とした話し方を、特に詳しい説明も無しにポツンと話した場合は、必ず「Why?」と質問されることになるでしょう。
例えば、「好きです」「良いです」「悪いです」・・などといったことを何の説明もなく言ったとしたら、欧米人はこちらが何を言いたいのかが分からず、必ず「Why?」と質問してきます。
このとき、
「なぜ自分がそう思ったのか」
「そう思うようになった経緯は何なのか」
について、一言で簡単に話すのではなく、
自分が「見たまま」「聞いたまま」「感じたまま」に、そのことを具体的にシンプルな話し方で説明する必要があるのです。
そのような理由から、
・シンプルな英文で(中学英語をメインとして)
・論理的で、且つ具体的に詳しく
・接続詞で複数の文を流れ良く結び付けて
・情景が目に浮かぶような説明をする
ということが大事だと思うようになりました。
そこでそのようなスキルを磨くため、シンプルな文を接続詞で上手ににつなぎながら、詳しく(長く)説明する練習をするのが効果的だと考えています。
なのでしばらくの間、上記ポイントを念頭にシンプル・スピーキングの練習をしていきたいと思います。
第1回:シンプル・スピーキングの練習
■課題:
ある女性の朝から出勤まで
■瞬間英作文:
短い英文を「接続詞」でうまくつなぎながら、多くの説明をしていく練習をします。
・接続詞の例: and, then, so, but, because など
課題文を、英語の語順で、意味のあるかたまりごとに、作文し話す練習をしていきます。(スラッシュごとに話していきます)
日本文を眺めながら、瞬時にスラスラスラと、スラッシュごとに英訳/スピークしていってください。
そして、何度も繰り返して、瞬間的にに口から突いて出てくるまで練習します。
■使うフレーズの復習:
・起きる get up
・顔を洗う wash my face
・時間がない don't have time
・着替える get dressed
・メークアップをする put on my makeup
・デートをする go on a date
・家を出る leave home
・会社に行く go to the office
■課題文:
① わたしは起きる / 6時に / 毎日
I get up / at 6:00 / every day.
② そして / わたしは顔を洗う / そして / 歯を磨く
And / I wash my face / and / brush my teeth.
③ でも / わたしは時間がない
But / I don't have time.
④ わたしは着替えます / 磨いたあと
I get dressed / after brushing.
⑤ そして / メークアップをする
And / I put on my makeup.
⑥ いつも / 20分かかる
Always / it takes 20 minutes.
⑦ わたしはなりたい / 美しく
I want to be / beautiful.
⑧ なぜなら / わたしの彼氏は働いているから / 同じ会社で
Because / my boyfriend works / at the same company.
⑨ わたしたちはよくデートします / 仕事の後
We often go on a date / after work.
⑩ そして / わたしは家を出る / 7時30分に
And / I leave home / at 7:30.
⑪ なぜなら / わたしはたくさん友達を持っているから / そこに
Because / I have many friends / there.
⑫ だから / わたしは会社に行く / 毎日
So / I go to the office / every day.
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