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第15話:一人簡単スピーキング練習(その 2)
さて前回の一人でできるスピーキング練習は、課題文において意味のあるかたまりごとにスラッシュを入れ、それを英訳しながら書いて発声するというものでした。
意味のある塊りごとに処理をするということと、書くことで頭の中を整理しながら強く記憶し、同時にスピーキング練習するというのが目的のやり方でした。
そのやり方に慣れてきたら、スラッシュは入れますが書くことは省いて、より素早く文をまとめて発声するという練習をしてみたいと思います。
今回はあらかじめ5つの例文をピックアップしてありますので、それらの文で進めていきます。
例題 1:
彼は辞書を使わずに、その本を読みました。
1)まず意味のあるかたまりごとに「/」を入れます。
⇒ 彼は / 辞書を使わずに / その本を読みました。
2)すぐに「主語 + 動詞 + 目的語」を見つけ出し発声します。
彼は その本を読みました
⇒ He read the book
3)次に「辞書を使わずに」を英訳し発声します。
⇒ without using a dictionary.
4)完成
⇒ He read the book / without using a dictionary.
例題 2:
僕はいっしょに勉強するために彼の家に行った。
1)まず意味のあるかたまりごとに「/」を入れます。
⇒ 僕は / いっしょに / 勉強するために / 彼の家に行った。
2)すぐに「主語 + 動詞 + 目的語」を見つけ出し発声します。
僕は 彼の家に行った
⇒ I went to his house
3)次に「いっしょに勉強するために」を英訳し発声します。
⇒ to study with him.
4)完成
⇒ I went to his house / to study with him.
例題 3:
お母さんを喜ばせるために彼女は花を買った。
1)まず意味のあるかたまりごとに「/」を入れます。
⇒ お母さんを喜ばせるために / 彼女は花を買った。
2)すぐに「主語 + 動詞 + 目的語」を見つけ出し発声します。
彼女は 花を買った
⇒ She bought flowers
3)次に「お母さんを喜ばせるために」を英訳し発声します。
⇒ to please her mother.
4)完成
⇒ She bought flowers / to please her mother.
例題 4:
彼にとってその質問に答えることはとても簡単です。
1)まず意味のあるかたまりごとに「/」を入れます。
⇒ 彼にとって / その質問に答えることは / とても簡単です。
2)すぐに「主語 + 動詞 + 目的語」を見つけ出し発声します。
それは とても簡単です
⇒ It is very easy
3)次に「彼にとって」を英訳し発声します。
⇒ for him
4)次に「その質問に答えることは」を英訳し発声します。
⇒ to answer the question.
5)完成
⇒ It is very easy / for him / to answer the question.
例題 5:
9時前に彼女に電話してもらえますか ?
1)まず意味のあるかたまりごとに「/」を入れます。
⇒ 9時前に / 彼女に電話して / もらえますか ?
2)この文はすぐに「~してもらえますか ?」に着目し、その「構文」を考えます。そして発声。
あなたは ~してもらえますか ?
⇒ Will you please
3)次に「彼女に電話して」を英訳し発声します。
⇒ call her
4)次に「9時前に」を英訳し発声します。
⇒ before 9 o'clock?
5)完成
⇒ Will you please / call her / before 9 o'clock?
■関連のページ「話せるようになるために」
・第13話:話せるようになるためのロードマップ(続編)
・第14話:一人でできる、簡単スピーキング練習
・第16話:ピンズラーのスピーキングに特化した進め方と利点
・第17話:話せるようになるためにやったこと
・お薦めの教材(これをやって会話がスムーズに)
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