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存在を言うときはThereで簡単に話す
今回は、You や He、she が主語のむずかしい文を、There を使って簡単に話すやり方について考えてみます。
「有る」や「無い」など、何かの「存在」を表すときには、There を主語として使えば、表現がとても英語的になります。
人を外見から判断して「‥は、どこか~なところがある」というときの文を考えてみます。
例えば、次のようなケース。
「彼にはどこか変ったところがある。」
そのまま考えると何を主語にして話しますか?
・
・
もしかして、「He has ‥‥」
・
・
と考えてしまいそうです。
しかし、この場合、He を主語にするとむずかしい言い方になってしまいます。
He has some eccentric characteristics.
こういったときは、There を使った方が良いのです。
There is something strange about him.
とてもシンプルな言い方になりました。
もちろん
He is eccentric.
と言うこともできますが、これは相手の人格に対して断定的な判断を下すということになります。
あまり好ましい言い方ではないですね。
日本語で「どこか~なところがある」という表現のとき、その意味を考えながらそれにあたる英語表現を探すと、たいていはこの There に行きつくことになります。
このように、主語を There に置き換えれば、日本語では結構むずかしそうな表現でも、意外とあっさり英語にできることが多いです。
もう一つの例。
例えば「財布にお金がない」という場合。
There is little money left in my purse.
また、「郵便受けに手紙が入っていますよ」という場合。
There is a letter in the mailbox.
さらに、「ドアをたたく音が聞えて来た」という場合。
There came a knock at the door.
最後に、「君には頭の切り替えが必要だ」というケース。
You should change your way of thinking.
これでは断定的になってしまいますので、あまり良くないですね。
それよりは、次のように訳した方が良いでしょう。
There is some need to change your way of thinking.
前者の表現では少々相手に対してきつすぎる言い方です。
There を使えば、相手に対して批判的な表現でも、印象をずいぶんと
和らげることができるので、このような話し方を心掛けた方が良いで
しょうね!
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