お薦めの教材
■リスニング力養成用教材
東京SIM外語研究所のスーパーエルマー。やっと普通に聞き取れるようになったのはこの教材のおかげです。最近、独自の学習メソッドである「SIM同時通訳方式」は特許を取得(特許第6231510号)
■スピーキング力養成用教材
1)ピンズラーアメリカ英語(Pimsluer)
話せるようになりたいと、一番最初に取り組んだ教材の一つ。ピンズラーのおかげで「少し話せます」と言えるようになりました。
2)ピクチャーディクショナリィ(ボキャブラリ強化)
普段の会話でよく出てくるほとんどの単語を網羅。16ジャンル絵と英単語をリンクさせて覚え、話すときにフラッシュバック。
3)イラストでわかる 日常生活の英語表現
日常生活に密接した基本英単語を、生活の場面ごとに整理。この本の単語の50%覚えたら、フリートークが本当にスムーズに。
スーパーエルマーとピンズラーに絞り込み、集中して取組みました
■リスニング力養成用教材
英会話が楽しいと感じることができるきっかけを作ってくれたリスニング教材、東京SIM外語研究所のスーパーエルマー。
「TOEICでリスニング満点取った人が続出。」
「TOEIC対策はスーパーエルマーで万全。600点から825点にUP」
‥というキャッチコピーで有名な会社ですが、実際に自分でトライしてみて、最初は少しむずかしいなと感じました。やることが複雑でむずかしいという意味ではなく、また話す速度が自分にとって異次元の速さというわけではなかったのですが、
ニュースキャスターやインタビューアー、そしてそれに答える人の話し方にとても差があって、クセのある話し方をする人やボソボソ話す人も多くて、すごく聞きにくいと感じたからです。
ところが・・・、
その聞きにくい会話を、あることを意識しながら何度も何度も聞いているうちに、少しずつ聞こえる部分が増えていったのです。
あることとは何かというと、この教材で一番重要だと言っている「キモ」の部分、「英語の語順で理解する」、つまり意味のあるかたまりごとに内容を理解していくということでした。
最初に教材を聞いたときは「うっ!」と思ったのですが、高いお金をかけて買ったのですから、すぐには止めるわけにはいきません。結局は、そのことが自分のレベルアップにつながったのですが・・。
やり始めてすぐにリスニング力がグングン伸びていったというわけではありません。
とにかく推奨されたやり方で素直に聴き続けて1ヶ月くらい経った頃に、ようやく初めてある変化に気がついたのです。
英語に触れる時間を増やそうと、できるだけ毎日NHKの英語ニュースを聞くようにしていたのですが、なかなか時間がなくていつもはサッと聞き流して終わりです。週末だけは少し時間を取って、ゆったりとした気持ちで聞くようにしていました。
1ヶ月ちょっと経って同じように聞いていたときのこと。あきらかに聞き取れる量が少し増えていることに気がついたのです。
聞きにくくて速い、手加減の無い生の英語を聞くことを繰り返したことで、クセのないNHKの英語ニュースがすごく聞き易く感じられるようになっていたのです。 また・・・・、
意味のあるかたまりごとに英語の語順で内容を理解していくこと
初めはあまりその違いを感じなかったのですが、少しは慣れてきたようで、英語ニュースの話す速度に前よりもついていけるようになっていたのです。
「あっこれが返り読みしない、英語の語順で理解することの効果か!」と、実際に感じることができた瞬間でした。
一旦、そのように感じることができたので、俄然、取り組みに力が入るようになりました。一気にモチベーションがアップです。あとはただただひたすら繰り返し聞き続けました。
ところで、途中、一つだけ迷ったことがありました。
教材には通常速度で再生しているものだけではなく、聞き易く加工した150%、180%、200% の速度であるハイパーCDが付いていました。
それぞれ、高速再生の音声を聞いたあとは、普通の速度がすごく遅く感じられるようになり、かなり脳に刺激があります。
しかし、それらをどのように組み合わせて、どのような順番で取り組むのが良いのか・・ということがわからず、悩んでしまったのでした。
シンプルが信条なので、あれこれ複雑なやり方は性に合いません。いろいろ考えたのですが、結局正解はわからずじまい。
自分の出した結論は、相変わらずシンプル。
「150% 1本で行く」でした。
150%だと180%や200%よりもかなり聞き易くて、話しているスペルが聞き取れたからです。これならいける・・と、あとはもうまっしぐら!
かなり短期間でレベルアップできたと感じています。
コースを全て終了する頃には、日常会話なら、ほとんど聞き返すことがなくなり、相手の話をずい分リラックスして聞けるようになりました。
コースはレベルに応じて3コースあって、わたしはCBSコースを選んだのですが、自分のレベルが合っていなくて、最初に少し苦労しました。
少しだけ中学英語が頭の中に残っていて、日常会話をスラスラ話せるようになりたいと考えている方なら、真ん中のクラスの「VOAコース」がお薦めです。
むしろそちらの方が最初のレベル差が少なくて、取り組み易いと思います。
最後ですが、この教材はちょっと学習するだけ・・という方には価格が高いので、あまりお薦めできません。
「何としても英語が聞けるようになりたい・・」と強く決心して、「絶対に効果が出るまで続けるぞ!」と覚悟できた人だけに、お薦めしたいと思っています。
★関連の記事:
SIM「英語の語順で理解」最大のポイント
■スピーキング力養成用教材
ここではスピーキング力を養成するためにずっとメインで使ってきた教材と、イメージや絵を使ってフラッシュバック効果を促進させる、ボキャブラリ力強化のための本2冊をご紹介します。
1)ピンズラーアメリカ英語(Pimsluer)
なかなか英会話がスムーズに話せるようにならなくて、少しあせりを感じ始めていたとき、ふと目に止まって偶然見つけた広告。そして、試聴CDを申し込んでそれ聞いたとき、「これだっ!」と思った教材。
それが ユーキャンのピンズラーアメリカ英語講座 でした。
こんな教材があったのかと、見つけたときはとてもうれしかったのを覚えています。なにしろそれまでやっていた教材とはまったく異なったやり方の教材だったので。
一切、テキストを使わないで単語や文の説明から、リスニングとスピーキングの練習まで、流れるように進めていく学習方法なのです。
最初に、学習をするシーンについて、実際にそこにいると思わせるようなナレーション説明があり、そこから会話練習が始まっていきます。
頭の中にはそのシーンのなまなましいイメージが出来あがっていて、その臨場感の中で学習することになるので、とても記憶が定着し易いと感じます。(イメージトレーニングのよう)
あるときは日本語で指示があり、またあるときは復習を兼ねて英語で指示があります。その指示に従って、設問に対して英語で返答したり、リピーティングをしたりしながら、少しずつ進行していきます。
リスニングも当然必要ですが、スピーキングが出来ない人を上手に導いて、少しずつ話せるように誘導していくのです。
そして適当なタイミングを見計らって何度も繰り返させ、そして質問して答えさせることにより、覚えたことをさらに強化し定着させていくようなレッスンの流れになっています。
画期的だなと感じたのは、
忘却特性の原理に従い 忘れ始めるころのタイミングを見計らって、何度も同じ指示や設問が繰り返される ことでした。
随所に新しく学んだことの復習を入れながら進んでいきますので、頭の中へ少しずつ覚えたことが定着していくのを感じます。
びっくりしたのは、次の課へ進んでもまだその途中に前の課の復習が何回も入ってくる ことでした!
設定された場面にいるような臨場感を持ちながら、「文や文法の説明と会話の練習」、そして「設問への返答」、それを記憶するのに適当なタイミングで「繰り返し復習」。
それらを全て英語で行うことにより、聞くことと話すことが本当にスムーズに身についていく・・・という感覚を味わうことができます。
わたしはいつも自家用車通勤だったので、毎日通勤途上の車の中で声を出して練習を行いました。
スピーキング力をつけるためには、「声を出して」という部分がとても重要で、いつも指示に従って大きな声を出して練習しました。そのように何日も練習していたら、あるときその効果が出てきている事に気がついたのでした。
英語で話そうとするときには、
いつも文の構成は正しいか、複数形で言うべきか、この単語の形容詞形はどうだったっけなどと、余計なことを考え過ぎて、話すことを躊躇することが多かったのですが、それがとても少なくなっていったのです。
あれこれ迷わずに、(潔く)スパッと結論を話し、次々に補足部分を付け加えていく話し方が、少しずつできるようになっていたのでした。
声を出して話す練習は、話すことに慣れるという意味でとても大きな効果があったと思います。
何しろ、毎日往復1時間の通勤を、そればっかりやるのですから・・。
自分のライフスタイルにぴったり合ったとても良い教材でした。
ピンズラーアメリカ英語は少し高価ですが、とても取り組み易い良い教材だと思います。
どのように文を組み立てて、どのように補足する表現を付け足していったら良いのかを、自然に理解し、できるように導いていく教材なので。
・話したいけどどうもうまくまとめれないという人
・英語の必要性を感じているけど、どうしても続かないという人
に、お薦めです。
とにかく続ければ、しっかり結果が出てくる教材なので、腰を据えて英語に取り組もうと考えている方には最良の教材の一つだと思います。
※サンプルCDを無料で送ってもらうことができるので、 まずは一度聴いてみて、本当に自分に合うかどうかを確認してみるのがいいです。良い教材でも聞いてみて自分で良いと感じれなければ、おそらく長くは続かないので。
サンプルCDにはほとんど教材1課分の内容が入っているので、まずはそれを使って2週間ほど練習してみてから、自分に合うかどうかを判断したら良いでしょう。
内容の詳細はこちらで確認できます(ピンズラーアメリカ英語講座)
■関連のページ:
・ピンズラーのスピーキングに特化した進め方と利点
・「話せない」を「話せる」に変えてくれた学習法
・ピンズラーアメリカ英語の卓越さ
2)ピクチャーディクショナリィ(ボキャブラリ強化)
この辞書はかなり使えます。
巷ではいろいろな単語習得用の本が売っていますが、知ってても日常会話にはあまり必要ないのでは・・というものも少なくありません。
この辞書に載ってあるものは、知っていると会話に幅がでるものばかり。
ボキャブラリーを増やして英語を上達させようと思っている方には、本当にお勧めの1冊です。
英単語をイメージとリンクさせて覚えておくことはとても大事です。あとで本物を見た時に頭の中に単語がふっと浮かぶかどうか、ここがポイントですから!
Heinle Picture Dictionary, The Japanese Bilingual Edition全体が16のテーマで114の項目に分類されており、ひとつの項目には20~40の単語が収録されています。総収録語数は4000語です。
単語だけでなく、動詞との組み合わせや単語を使った短い例文、練習問題、さらにはよく一緒に使う単語なども載っています。以下に16のテーマを記載します。
1.基本単語 | 9.交通 |
2.学校 | 10.健康 |
3.家族 | 11.仕事 |
4.人々 | 12.地球と宇宙 |
5.コミュニティー | 13.動物、植物、生息地 |
6.住居 | 14.学校の教科 |
7.食物 | 15.芸術 |
8.衣服 | 16.レクリエーション |
各テーマ、項目ごとにきれいな絵が書かれており、それを見ながら書かれた単語を使うシーンをイメージしながら記憶することができます。
イメージと単語をリンクさせて覚えていくことができるので、より記憶し易くまた再生し易いです。
イメージと同じ場面に遭遇したときに、フッとその時に必要な単語が浮かび上がってくるような覚え方ができるもの・・・なかなか無いですよ、こんな教材は。
また、テーマ別の見開きごとに Word in Context という4~8行程度の状況説明文が載せられており、これが美しいカラーデザインとともにそのシーンに臨場感を醸し出させ、単なる単語帳とは大きく一線を引く実用的な辞書となっています。
わたしは1P毎にコピーを取って、いつもポケットに1枚入れておき、隙間時間があればすかさずそれを眺めて語彙増強に役立だてています。
ボキャブラリーを楽に増やしていくために、絶対お薦めですよ!!
3)イラストでわかる 日常生活の英語表現)
本のタイトルが示すとおり、日常生活の英語表現がすべてイラストと共に出ています。こちらも先にご紹介したピクチャー・ディクショナリィと同じく、イラストと英単語をリンクさせて覚えるための本になります。
こちらの本は、より 日常生活で使ういろいろな細かい表現 までまとめられているのが特徴です。
イラストでわかる日常生活の英語表現 CD付「料理をする」、「パンを焼く」、「洗濯をする」、「スイッチを入れる」などの表現は、もちろん知っています。
しかし、例えば次のような表現を言わなければならなくなったとき、あなたはそのフレーズがすぐに口をついて出て来るでしょうか?
最初の頃のわたしは、5つのフレーズをやってみて、やっと1つが言える程度でした。
次に例として、5つのフレーズを上げてみます。スッと口からフレーズが出てくるか、試してみてください。(右側のフレーズを英語で考えてみてください)
1) 風呂上り :カラダを拭く
2) 歯磨き :歯ブラシに水をちょっとたらす
3) ベッドを整える:ベッドの上に毛布を広げる
4) トーストを作る:焼きあがるとポンと飛び出す
5) 通りを歩く :歩道のひび割れでつまずく
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いかがですか?
なかなか出てこないのでは・・。
サッと出てくる人には、この本は必要ないでしょう。
答えは次の通りです。
1)風呂上り:カラダを拭く
⇒ dry one'sself off
2)歯磨き:歯ブラシに水をちょっとたらす
⇒ run some water / over the toothbrush
3)ベッドを整える:ベッドの上に毛布を広げる
⇒ spread a blanket / over the bed
4)トーストを作る:焼きあがるとポンと飛び出す
⇒ pop up / when it's done
5)通りを歩く:歩道のひび割れでつまずく
⇒ trip on a crack / in the sidewalk
最初はあまりにも言えなくて、愕然としたものでした。
でも少しずつ眺めながら繰り返し学習すれば、日本語を介さず視覚を通して英語を覚えることができ、フッと出てくるようになりますよ。
受験勉強やTOEICの試験などにより、レベルの高い単語や表現を知っている上級者も多いですが、日常レベルの単語や表現などは意外に抜けていることがあります。
そうしたギャップを埋めてくれたのが、この本でした。
イラストはとてもカラフルでかわいくて、眺めているだけで楽しく暖かな雰囲気になれる本で、心からお薦めできる本の一冊です!
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