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第14話:一人でできる、簡単スピーキング練習
いろいろと英語の勉強をしても、なかなかスムーズに話せるようにはなりませんよね。
やっぱり実際のスピーキングの練習をやらないと、会話力はアップしていきません。当然ですよね。誰でもわかっていることです。
近くに話せる練習相手がいれば話は簡単ですが、普通の人には近くに練習相手になれる人はいません。
「英会話学校に行くしかないのでしょうか?」
それとも
「オンライン英会話レッスンを受けるしかないのでしょうか?」
という声が聞こえてきそうです。
いつも同じテーマのことを考えているような気がしますが、今回も一人でやれるスピーキング練習について、考えてみました。
瞬間的に話したい内容をまとめながら、ほぼ同時に英文にして発声していくのがスピーキング。
その作業にもっとも近いものが、ライティングだと思います。
ある日本文があったとき、それを英訳して英文にし書いていくのが、英作文。英語のライティングです。
その応用編として、話したい内容を決めたなら、それを瞬間的に作文し、書きながら発声していきます。
全文がまとまってから書くのではなく、意味のあるひとかたまり毎に、翻訳しては書いて発声していくというものです。
具体的には
もう少し具体的に書くと、
1) 何か適当な会話例が載っているテキストを用意
2) 今から練習を開始する文を決める
3) 意味のあるかたまり毎に、間にスラッシュを入れる
4) 「主語+動詞+目的語」に相当する部分を瞬間的に英訳
⇒ 同時に書きながら発声する
5) 「次のかたまり」を瞬間的に英訳
⇒ 同時に書きながら発声
というやり方です。
例題を一つ
簡単過ぎて、あまり適当ではないかも知れませんが、一つ例を上げてやってみたいと思います。
1) (テキストを選ぶのは省略。会話例のものがグッド)
2) 練習文を選ぶ
わたしは彼と面と向かって話がしたい。
3) 意味のあるかたまり毎にスラッシュ入れる
わたしは/彼と/面と向かって/話がしたい
(日本語訳によって、スラッシュを入れる位置が変わります)
4) 「主語+動詞+目的語」の部分を英訳、即、書きながら発声
I want to talk to him わたしは話したい/彼に
4) ’ 慣れるまでは、次のようにもう少し細かくしてもOKです
I want to talk わたしは話したい
to him 彼に
5) 「面と向かって」を英訳、即、書いて発声
face to face.
というような要領です。
慣れてきたなら、手書きするのが面倒になってくると思いますので、そのときは、日本文にスラッシュを入れたら、即、意味のあるかたまりごとに、英訳し、発声するとしても良いでしょう。
しかし最初の頃は、考えをまとめながら手書きすることは、よりその文や単語を頭の中に強くインプットできるので、ある程度は続けた方が良いと思っています。
中学校のテキストなどを使い、1日1ページだけ、このような練習を行えば、話せない人は話せるようになるための下地ができます。
また、少し話せる人にとっては、瞬間的にこの作業をすることに努めることで、より会話をスムーズに話せるようになります。
一人で簡単にできる訓練ですので、毎日、5分だけでもやってみてはいかがでしょうか。
■関連のページ「話せるようになるために」
・第12話:話せるようになるためのロードマップ
・第13話:話せるようになるためのロードマップ(続編)
・第15話:一人簡単スピーキング練習(その 2)
・お薦めの教材(これをやって会話がスムーズに)
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