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シンプルスピーキングの利点
先の記事でも書きましたが、英会話をするようになって16年以上なるのですが、その間ずっとシンプルな英語を話すことにこだわってきました。
そしてこれまでシンプル英会話を続けてきて、一度もそのシンプルさで困ったことはありませんでした。
つまり、長い、レベルの高い英文を話せなくて困ったことはなかったということです。
わたしの場合、英語をやっているのはビジネスや公的な場で使うことが目的ではありません。
単に海外の友人と話すときのためであり、旅行のときに現地の人達とコミュニケーションをするためだけのものなので。
シンプルな話し方で十分だったということです。
友人たちと長年話してわかたこと
そして長い期間海外の友人たちと会話をしてきてる中で、わかったことがあります。
それは、ネイティブの人でも、日常会話では
「みなシンプルな文でやり取りしている」
ということでした。
最初の頃は、中学英語は稚拙な英語なので、もっとレベルの高い英語を話さないと通用しない・・と思い込んでいました。
しかし、そうではないということを知って、とても気分が楽になったのでした。
シンプルに話すことの利点
むずかしいことを考えずに話すことができるため、詰まることも少なくなり、会話のリズムも良くなりました。
短い文なのでイントネーションや強調すべき部分もはっきりしているので、シラブルを少し意識してしっかりと発音して話すだけで、かなり通じるんですね。
はじめは文法的に正しいと思えないと話し出せなかったのですが、途中から間違っても気にしないというスタンスに切り替えてからは、本当の意味で英語が話せるようになっていったと思っています。
間違いを怖がらずに大きめの声ではっきり話すようにすると、意外に通じるもんだということを実感できました。
短い文ではっきりと言うのですから、相手も逆に理解し易くて、言いたいことがきちんと伝わっているようでした。
もしも間違っていると、大抵は言ったことに対する確認の質問があります。しかしそれがなくて、話したあとの次の質問がズレた質問ではなかったので。
シンプルな英文は、間違いが少なくて通じ易いのだということを知り、本当に救われたような気分になったものでした。
まとめると、
・英作文の手順がシンプル
・話し易い(正しく発音し易い)
・素早く作文できる
・わかり易い文となる(相手にとっても理解し易い)
・ストレートな言い方なので、しっかり正しく伝わる
・応用組み合わせがし易い
・記憶に残りやすい(覚え易い)
課題は、
・微妙なニュアンスを伝えるためには、複数の文を使う必要がある
・同意語(類義語)の使い分けに注意する。
最初は随分間違えました!・・が、気にしませんでした。
この部分が多少できるようになってから、ようやく中級の入口に立てたと思えるようになりました。
長くて難解な文を作らなくてもよくなったら、話すことに対して何となくですが、少し余裕を感じれるようになりました。
簡単な英語でシンプルに話すと割り切ってから、心掛けたことが2つあります。
言いたいポイントがいくつかある場合、
1)ポイントが一つのシンプルな文を、接続詞でうまく繋いで話そう。
2)複数のポイントは、複数の文を使ってを伝えれば良い。
でした。
これが初級者の目指すべき、一つの英会話のやり方ではないかと思っています。
シンプルスピーキングに切り換えて練習。
必ずスムーズに話せるようになると信じて繰り返す。
中高年になって英語学習を再開したものにとって、この切り替えが、一つの大きなターニングポイントになったと思っています。
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