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第11話:日常会話が話せるようになる近道は・・
英語が話せるようになるには、どんなことを勉強すると良いのでしょうか?
またどの程度の英語を勉強すれば、ある程度の日常会話ができるようになるのでしょうか?
その答えがこの本の中にあります。
「日常会話に自信がつく英会話BEST表現76」(⇒ お薦めの本)
覚えるべき重要基本文について書かれた本は、別にもいろいろと良い本があります。(お薦めの本で紹介している「シンプル・スピーキング」など)
しかし会話形式のもの(質問と返答の両方を同時学習するタイプ)ならば、この本がベストだと思っています。
むずかしすぎず、わかりやすい。
日常会話で頻繁に出てくる決まり文句も、たくさん掲載されています。やはり相手あっての会話ですので、質問する側と返答する側の両方をセットで覚えるのが理想です。
そしてその場面や話のストーリィとリンクして覚えることでより強く記憶され、同じ場面に遭遇したときに関連したセンテンスがフッと出てくるようになります。
まずは文法のことはあまり気にせずに、この本の例文を全文覚えるつもりで取り組んでみるのが良いでしょう。
もしもこの本の例文を50%以上身につけることができたなら、かならずや簡単な日常会話はできるようになっているはず。
当面は浮気せずにこの本だけやってみる、というのが早く話せるようになるための近道だと思います!
まずは3ヶ月やってみてください。
かならず成果がでるはずです。
香港の友人との会話
ところで話は変わりますが、先週末、香港の友人が紅葉の写真を撮るため京都に来て、そのあとこちらへ久しぶりに遊びに来ました。
彼は香港人なので当然広東語が話せて、それ以外に北京語(普通語)、英語、日本語が話せます。
私は英語と北京語が話せるので、ここぞとばかり英語と北京語を交互に混ぜて話しました。
英語は自分の練習のため、日本語は彼の練習のため、そして北京語はわたしの復習のためと彼のリラックスのためです。
そこで気がついたのは、3つの言葉をうまく織り交ぜて話していたつもりなのですが、時間が経つにつれて徐々に北京語のウェートが高くなって行ったのでした。
彼は気を使わないで話せるし、わたしも北京語の場合、無意識にいろんな語句が飛び出してくるので、ほとんど疲れないためです。
英語もそれなりに飛び出してはくるのですが、無意識のうちに冠詞の選択や三人称単数形や、現在/過去形などの文法チェック機能が働いており、頭を使っている感があります。
中国語だと、何も考えずに主語、動詞、目的語と並べているだけで、特に文法をチェックしているような部分はありません。
友人との会話からわかったこと
なぜ中国語がより話易いのか・・と、もっと深く考えてみたら、一つわかったことがあります。
ほとんど暗記済の決まり文句だけで話しているのです。
唯一、人の名前やものなどの固有名詞が違っているだけ。
その単語だけを入れ替えているだけで、あとは全て決まり文句だけという感じなのです。
そのことより、いかに決まり文句を一杯覚えておき、それを瞬時に使えるようにすることが、楽に日常会話をするためにはとても大事なことだと言えます。
高度な文を苦労しながら話せるようになることよりも、日常良く使う決まり文句が無意識に口からついて出てくるレベルまで、繰り返し練習することが、大事なのではないかと思うようになりました。
文をただ暗記するだけでなく、ショートセンテンスやフレーズを覚えて自在に組み合わせる応用力も大事です。
ですが、本当によく使う決まり文句を、無意識のレベルで出てくるまで繰り返し練習するということが、英語が身についていない日本人にとっては、もっとも必要な事なのではないかと、ここ最近、強く強く思っています。
■関連のページ「話せるようになるために」
・第10話:3度目の感激
・第12話:話せるようになるためのロードマップ
・第13話:話せるようになるためのロードマップ(続編)
・お薦めの教材(これをやって会話がスムーズに)
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