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話の展開方法と盛り上がらせ方
初めての講師とのレッスンでは、ほとんどの場合自己紹介から始まり
ます。
そこで自分のことを淡々と説明したり、相手の話を聞いてそれで終わ
りならば、そのレッスンはあまり盛り上がらないでしょう。
何事も初めが肝心ですし、スタートでの会話のキャッチボールのリズ
ムが、その後のレッスン内容や会話のリズムへ影響していくので。
わたしは自分のことを簡単に紹介するときに、相手が
「わたしもそうだよッ!」
と言ってくれるようなポイントを盛り込むようにしています。
おかげで、いつもそこから話が広がっていきます。
自己紹介がまだ完全に終わっていないのに。
でもそこでリズム良く会話のキャッチボールが始まったら、どんどん
相手の質問や返答の中からキーワードを見つけて、返球していくよう
にしています。
相手の説明を聞いたとき、ただ「わかりました」だけで終っては、
話は続いていきません。
例えば
「わたしは○○が好きです」とか、
「わたしの趣味は○○です」などと、
相手が話した時、「I see.」だけの返答だと、相手はどんどん次の話
を続けていってしまいます。
しかし、こちらが「【なぜ】好きなのですか?」と聞けば、話は少し
逸れたりするかも知れませんが、相手は一生懸命その理由について
説明をしてくれるでしょう。
それに対して、
「実はわたしも好きなんです」「【こういう】理由で・・」
などと続けるならば、相手との距離はずい分と近づいてきているでし
ょう。
会話を続けるには、「興味」や「熱意」と「キャッチボール」が必要
なのです。
相手にこちらの説明に興味を示されて質問を返されたら、誰でも一生
懸命、熱意を込めて説明をすることでしょう。
それは、相手も同じことだということです。
以上のように、会話のリズムを良くしたり盛り上げていくための一つ
の方法としては、最初の自己紹介のどこかできっかけを見つけて、話
の助走をつけていくのが良いと思っています。
そのためにわたしがやっていることは、相手の講師の自己紹介ページ
を先にチェックして、そこに書いてある経歴や趣味の中で、自分と同
じところを探したり、興味の湧く部分があるかどうかをチェックして
います。
そして、レッスンのときに「この部分について聞いてみよう!」と、
いくつか考えておくようにしています。
話が盛り上がれば当然レッスンも楽しくなり、相手の方はこちらに対
して積極的に教える姿勢を取ってくれるようになります。
レッスンを楽しく、そして有意義にしようと思うならば、まずは自己
紹介をいい形で進められるようにすることに、あと少しエネルギーを
かけてはどうでしょうか。
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