トップコラム英語モードに素早く切換える訓練

第21話:英語モードに素早く切換える訓練

 前回の記事では「少ないと感じる程度の学習量を、切れ目なく続ける
 こと ⇒ 習慣化させるということ」が大事であると書きました。

 そのため、
 1)朝ウォーキングで10分間SIM英語をリスニング
 2)通勤途上車中で15分間リピーティング
 3)帰宅後、NHKの英語ニュースをリスニング
 4)オンライン英会話前10分間、予習と復習
 5)週2回、オンライン英会話レッスン
 というように、すき間時間を利用し、こまめに何回も英語を勉強
 と、紹介しました。

 実はここでもう一つ、とても大事だと思っていたことがあります。

 それは「頭を素早く英語モードにする」ということについてです。
 いろいろな場面でこの素早い対応力が求められ、早急に改善していき
 たいと考えていたのでした。

 数年前の頃、よく次のような体験をしたものでした。

 

英語モード切換えで失敗

 あるとき海外へ出張に行くため、バスに乗って成田空港に移動してい
 たときのこと。

 ターミナル2に到着する少し前、突然、横に座っていた欧米人が声を
 掛けてきたのです。

 「デルタ航空はどこでバスを降りたら良いですか?」と。

 突然なので、頭が瞬間的には英語モードに切り換わらず、うまく答え
 ることができませんでした。「エーー」とうなりながら「Next」とだ
 け答えたように思います。

 半ばパニック状態で何とか片言で対応したけど・・という状態でした。
 あとで心が落ち着いたときには、無性にくやしかったのを覚えていま
 す。英語勉強続けているのに・・・と。

 不思議なのは リスニングは何も抵抗なく聞き取れた ことです。
 ですが、話す方はリスニングとは違ってすぐには頭が回らないのです。

 また、オンライン英会話をやるときも、事前に音読をやったりして頭
 をアイドリング状態にしておかないと、スタートでの頭や口の回転が
 上がっていきません。

 スピーキングは頭が「英語モード」に切り換わらないと、スムーズに
 できないのだということを、改めて意識したのでした。

 従って、どうやって瞬間的に頭を英語モードにするのかということが、
 そのときの大きな課題の一つでした。

英語モード切換え改善の取り組み

 いろいろ考えた結果、その結論は、

 英語モード切換

 「1日に何度も英語モードに切り換える訓練をする
 でした。

 そのため、まずはすぐにできることを・・ということで、1日に何度
 もわずかな時間を利用して、英語のプチ学習をしよう・・ということ
 にしたのでした。

 そしてその効果は絶大でした!

 瞬間スイッチとまではまだまだいかないですが、街で突然英語で聞か
 れた時や オンライン英会話での対応など、本当に素早く頭が英語モ
 ードに切り換わるようになりました。

 「かなりシームレスになったなぁー」と思えるところまでになれたの
 でした。

 やはり正しく適切な訓練を行うとその効果も大きく、またそれが次の
 勉強継続のためのモチベーションアップにつながったのでした。

 ・第19話:どのくらいの英単語を覚えれば良いのか
 ・第20話:英語の習得には時間が鍵となる
 ・第22話:BGMでSIM英語を聞き続ける効果
 ・第23話:ネイティブ思考法を意識して学習
 

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