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一人スピーキング練習のためのコツ
音読をするときは、例文を見ながら読み上げるときに、そして、リピーティングのときは、例文を耳で聞いたあと自分が繰り返そうとするときに、
⇒例文のフレーズ(動詞、名詞)の部分を即興で瞬間的に入れ替える
という訓練が効果的です。
ただ単に例文をそのまま繰り返す場合は、目で見たものや耳で聞いたものをそのまま声に変換して出すだけで、文やフレーズを「創作する」という頭の使い方はありません。
スピーキングで必要となる、英作文という「創作」作業がないので、話すためのスキルアップには、もう一つ効果的だとは言えません。
文の暗記ができるのと、英文や単語が口に馴染むという効果はあるので、重要な訓練の一つではあるのですが。
しかし、フレーズを瞬間的に入れ替えるという作業は、頭の中で瞬間的な「創作」作業をするということになります。
限定的で短いものではありますが。
しかし、この「瞬間的に自分で考えて文を創る」という作業は、英語を話す能力を育てる上では、とても貴重です。
この訓練こそが本当に不足しているので、英語は読めるけど話せないという日本人が多いのです。
まずはこの「フレーズ」の入れ替え作業をしっかりと繰り返して、フレーズ入れ替えの「創作」練習にチャレンジしてみて下さい。
たっぷり繰り返してかなり慣れてきたならば、次はフレーズに加え、日時や場所、その他の修飾表現も即興で入れ替えるようにして、その対象範囲を拡大していけば良いでしょう。
とても重要なことなので何度も申し上げますが、スピーキングの練習には、この自分で考えて文を「創作」するという訓練が大事です。
わたしはこの訓練を繰り返したので、中高年からの遅過ぎる取り組みでしたが、流暢に話せるようになりました。
もっとスピーキング力を磨くことを意識して、正しい効果的な練習法を行ってください。自分にあった、長く続けられるやり方で。
少し話は変わりますが、英語には重要基本文がいくつかあり、多くの方はそれを暗記されていると思います。
ですが、その文をいろんな場面で、サッと使えるような練習はされているでしょうか?
I would like to ~(わたしは~をしたい)
という文があったときに、その基本文は例えば次のような文になっていたとします。
I would like to go shopping.
この文をそのまま覚えたと思いますが、ここでの「go shopping」を素早く別のフレーズに入れ替える練習をしたことがあるでしょうか。
旅行などで遭遇するであろう場面をイメージしながら、
I would like to ‥‥
I would like to --
・
・
そして、次の場面のイメージを思い浮かべて
I would like to △△
I would like to ○○
・
・
というように、フレーズを入れ替えた文を瞬間的に話す練習を、したことがあるかということです。
これも最初に述べた「創作」練習そのものであり、とても大事な練習の一つです。
意外に多くの人は、このような練習を何度も繰り返したり、続けたりというのがないのです。
それではなかなか話せるようにならないのでは・・・。
次の記事では、もう少し詳しくこの練習方法について、書いてみたいと思います。
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