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やり方で大きな差が出る効果的な音読方法

音読が大事だということは誰でも感じていることだと思いますが、それではどんな音読のやり方が良いのか知っているでしょうか?

1~2度、音読する文章の日本語訳文を見て内容を理解したら、あとはひたすら音読を繰り返すのが良いのでしょうか ?

何事にも効果的なやり方というものがあります。
同じように、音読にも効果的なやり方というものがあるのです。

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音読をするといってもそのやり方が違うと、結果には大きな差が出てきます
わたしの感覚では、少なく見ても5倍ほどは効果に差が出てくるのではないかと思っています。

例えば、中学時代の3年間のことを思い出してみてください。
ほとんどの人は、3年間ほぼ毎日、ある時間をかけて音読をしてきたはずです。

そして、中学を卒業する時は、リスニングに対してどれほどの効果が出ていたでしょうか ?
今・・感じているその結果が、あるやり方で音読をやったときの一つの結果なのです。

私が思っている正しい音読のやり方とは、次の3つの考え方に沿ったやり方になります。
①英語の語順で意味を理解していく
②決してあと戻りはしない
③意味のある塊ごとに進めていく
(このことは意味のある塊ごとに話を追加していくやり方 = スピーキング方法に通じるやり方になります)

具体的に言うと、次のようになります。

 

音読練習:第1ステップ

まず準備作業です。
①音読する適当な長さの英文を用意する。

どんなものでも良いですが、できたら話せるようになりたい話題で、10~15文程度のものが良いと思います。

もしも適当なものがないときは、次の音読パッケージがわかり易くてお薦めです。
森沢 洋介(著)で、ペレ出版からのの一冊。Amazonではある程度のページまで中身を確認することができて便利です。(次のページには細かい感想も書いています > お薦めの本

・音読パッケージトレーニング 中級レベル(CD BOOK)
・音読パッケージトレーニング 初級(CD BOOK)

 
②音読する英文の意味のあるブロックごとに「 /(スラッシュ)」を入れる
③ブロックごとの日本語訳を、英文の下に記入する。
(英文と日本語訳の幅をできるだけそろえる)

続いて、音読練習の第1ステップです。
①最初のブロックを音読し、同時に下の日本語訳を見て意味を理解します。
②次のブロックを音読して、同じように日本語訳を見て意味を理解します。
③このやり方で最後の文章まで音読する。

このようなやり方を、1日6回、7日間繰り返します。

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音読練習:第2ステップ

続いて、第2ステップです。
準備作業として、第1ステップで用意した音読文の日本語訳を3行下に移動します。
(英文と日本語訳の間を離すという意味)

そして同じように音読をしますが、
①最初は1行目の英文と3行下の 日本語訳を交互に見ながら、ブロックごとに音読していきます。
②続いて2回目は、1行目の英文だけを見ながら音読を行います。
(その時は日本語訳がないので、自分の頭の中で意味を感じ取りながら音読を進めていきます。

続いて3回目は1回目と同じように、1行目の英文と3行下の日本語訳を交互に見ながら音読していきます。そして4回目は2回目と同じように音読していきます。

これを3回繰り返して終了です。これを7日間繰り返します。

音読練習:第3ステップ

続いて、第3ステップは、日本語訳を削除したもので行います。
今度は 日本文がないので、第2ステップと同じように意味はすべて自分の頭の中で感じ取りながら進めます。
あとは同じやり方で6回繰り返して終了です。これを7日間続けます。

トータルで 3ステップ、7日間 ×3回 =21日、音読回数で言うと、6×7×3=126回、音読を繰り返したことになります。

ここではその結果を書きませんが、このやり方は一つの効果的なやり方です。
今まで普通に音読していた人にとって、実際にやってみればわかりますが、必ず何かを感じるはずです。

一つの効果的なやり方がわかったら、あとはそれを自分向きに改良・発展させれば良いでしょう。

何かきっかけを模索されている方は、是非一度試して見てください!

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