2) 語呂合わせ記憶法
普段どうしても覚えにくい英単語があります。
こういう場合には、わたしは積極的に「語呂合わせ」をして覚えるよ
うにしています。
すでに多くの方に知られていて、その効果はしっかり認知されている
と思います。
いまさら細かく説明する必要はないと思いますが、もしかしてご存知
ない方のために、要点だけを簡単に説明したいと思います。
少し例を上げてみます。
例えばここに abandon という単語があって、これを至急覚える必要が
あるとします。
abandon 断念する
この方法は何度も書いたり繰り返したりするのではなく、まずは単語
とイメージをリンクさせるための「語呂」を考えます。
abandon あ ば ん だ ん
音は上のようになるので、意味のある日本語やストーリィを考えて、
わたしの場合は、「あ」「晩だ」として、「ん」は捨てました。
そしてそれに本来の意味の「断念する」をつなげて、夕方、暗くな
ってきたので、遊びを「断念する」というストーリィにしました。
「あ、晩だ 遊び継続 断念する」
このように、その単語から聞こえる「音」で日本語の単語を引き出
し、それに単語の意味をつなげて一つのストーリィ(=イメージ)
としてまとめ上げるのがコツです。
その単語が聞こえると、そこから日本語の単語がいくつか聞こえ、
さらに作ったストーリィが浮かび上がり、その中から単語の意味を
汲み取るというやり方です。
「音」→「単語(イメージ)」→「ストーリィ」→ 単語の意味
となります。
1語を覚えるための手順が長く段取りが大変ですが、その分ツボに
はまるとあっという間に覚えてしまい、一度覚えたら忘れません。
■ストーリィ作るときのポイント:
ストーリィを作るとき、わたしは次の2つのポイントに注意して作
っています。
1) できるだけ素直に英単語の「音」から日本語の単語を考える
2) できるだけ「くだらない、ありえない、印象に残る、ショッキ
ングな、エッチな」ストーリィにする
■その他の例:
あと少しだけ、例を上げておきますので、参考にしてください。
それと多くの語呂合わせ暗記法の本が市販されていますので、それ
を利用すれば簡単だと思います。
ただし、他の人が作ったものは、作る途中の作業のことが記憶には
無いので、どうしても自分で作るものと比べると、忘れ易くなるの
は事実です。
ですからわたしは、自分でオリジナルを作るのが一番だと思ってい
ます!
何から何まで語呂合わせ・・ではなく、ものと状況により、メモ式
グループ式を使い分けるのが良いでしょう。
accept 受け取る (悪 の 接吻と 受け取る)
accompany ついていく (あ、コンパに ついて行く 男)
accumulate たまる (あ、急務礼と こずかい たまる)
accuse 非難する (悪友ず るいと 非難する)
affect 影響を与える (汗食うと 健康に 影響与える)
■関連の記事:
・語呂合わせ記憶 動詞A-C
・オーソドックスな方法 ⇒「メモ繰り返し確認法」
「コラム」 ⇒ 第18話:忘却に勝つための単語記憶法
・スムーズな流れで記憶 ⇒「イメージ・グループ暗記法」
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