会話力を鍛える実戦的一人会話練習
長らく夏休みを取っていたので、ずい分と間があいてしまいました。
前回は、重要な基本文としてピックアップした100の文を、しっかり使いこなせるように音読し、そして素早く単語を入れ替えて自分の言葉として話せるよう練習しました・・と書きました。
続いて、より実戦的な練習として「会話練習」に進めていくのが良いとも書きました。
その理由ですが、
それぞれストーリィ的には関連しない複数の文を順に練習することよりも、「質問文→返答文」というセットで練習した方がより実戦向きなやり方だからです。練習して覚えたことが、そのまま相手との会話で使えるものになるからですね。
少し例を上げてみましょう。
どちらのやり方がより実戦的なのか、それぞれを比較してみてください。
■基本構文105
1 There are many factories in this area.
このエリアには多くの工場があります。
2 They are building the tallest tower in the world.
彼らは世界で一番高いタワーを作っています。
3 He was having lunch at that time.
彼はそのとき昼食を食べていた。
4 I will be busy next week.
私は来週は忙しいだろう。
5 I am going to meet him tomorrow.
私は明日彼と会うことになっている。
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■会話練習
What kind of sports do you like?
どんなスポーツが好きですか ?
→ I like swimming.
水泳が好きです。
How often do you swim?
どのくらい水泳をするのですか?
→ Twice a week.
週に2回です。
When do you swim?
いつするのですか?
→ On Fridays and Sundays.
金曜日と日曜日にします。
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基本構文は、ストーリィの関連しないそれぞれの文を、次々と練習していくやり方です。
一方、会話練習は、「質問→返答」をセットにして、一人二役で練習をしていくやり方です。
この二つを比べてみれば、どちらの練習方法がより実戦的なのかは、わかるのではないでしょうか。
やりやすい「自己説明→質問」会話練習
上の会話練習は、一人で二役やることで「質問文」と「返答文」の練習を同時に行うものです。しかし、これはあくまで二人分をやることで、二つの文を練習することになります。
それで何か他にいいやり方はないかと考えて、まず先に相手に質問する前に自分の場合はどうなのかを説明してから、相手に同じ内容で質問するというやり方に落ち着きました。
つまり、「自己説明→質問」の流れでやれば、どちらも自分のこととして文を作り、「質問文」と「返答文(説明文)」の二つを同時に練習できるようになるからですね。
例文を少しあげてみます。
■週末
I often go fishing on the weekend.
週末、わたしはしばしば釣りにいきます。
⇒ What do you like to do on weekends ?
あなたは週末は何をするのが好きですか?
■料理
Cooking is my best hobby.
料理が私の一番好きな趣味です。
And I love to eat at various restaurants.
そしてわたしはあちこちを食べ歩くのが大好きです。
⇒ Do you like to eat out with your friends ?
あなたは友人と外食するのは好きですか?
■音楽
I enjoy listening to music on weekends.
週末には音楽を聞くのが好きです。
⇒ What kind of music do you like the best ?
どんな種類の音楽が一番好きですか?
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