一人で行うスピーキングの訓練方法について
今回は、普段一人で行っているスピーキング訓練方法について、書いていきます。
東京などの都会に住んでいる方は、英語喫茶などのような英語を話せる環境がありますが、地方に住んでいる方は、なかなかそのような英語に触れれる環境は少ないと思います。
オンライン英会話
そのような中で唯一お薦めできるのは、オンライン英会話です。私は頻繁に海外に行くことがなくなってからは、英会話力を維持するために12年間以上、オンライン英会話を続けてきました。
オンライン英会話を続けて来たことは、自分の会話力を維持する上で、とても多くの効果があったと感じています。ですが、長く続けてきて年齢も重ねてきたあとに、ちょっとした負担を感じるようになりました。
ある程度以上話せるようになってからの話ですが、自分の会話力が同じレベルで伸び悩み成長が感じられなくなると、スキルアップの喜びがなくなっていきました。
そして、本当に楽しい講師のとき以外は、いつもレッスンの予定があってそのことを忘れてはいけないという状態が続くのは、少しずつ負担と思うようになってきたのです。
話が少し横道に逸れてしまいましたが、
何としてももっとスムーズに話せるようになりたいと考えている頃には、週数回のレッスンがいつも予定に入っていて、忘れないで受講するということは、とくに負担だとは思ってはいませんでした。
それ以上にレッスンを受けることで、自分の会話力が向上していくという喜びを感じることができていたので。
なので、オンラインレッスンを受講することは、ある程度話せるようになるまでは、とても効果的だと思うので、強くお薦めしたいと考えています。
オンライン英会話ができる人は、それを中心に置きながら会話力アップを図っていけば良いですが、それ以外の方にとって問題となるのは、
「普段、一人でやるスピーキング訓練は、どうやれば良いのか?」
・・です。
現在の自分にとっても、同じ課題であることは変わりありません。
一人でやるスピーキング訓練
私が今強く感じて続けている訓練方法というのは、
日常のあることを、前回説明したようなシンプルなやり方で、素早く説明するという練習になるのですが、それを「素早く頭の中でやる」というやり方になります。
このような練習が、英語をスムーズに話せるようになるための、そして会話力を長く維持するために、とても良い訓練になると考えています。
要は、いつも「頭の中で英語で考える」という訓練ですね。
これを1日に1回でも2回でも行うということを習慣化できれば、間違いなく英語で話すという能力は向上していきます。
但し、この「頭の中で英語で考える」という練習は、日本人にとって続けるのがとてもむずかしい練習なのです。まったく英語を使う機会の無い日本の環境の中で、英語で考えるというのは、自分の強い意欲や意志がないと続かないのです。
私も何度も挫折しては再開するを、繰り返しました。
なので、続ける上で大事なポイントとなるのは、「習慣化」だと思っています。
朝起きたときに、とにかく何か一つを英語で説明する・・とか。
昼休みには、今日の天気や午前中の状態を話す・・とか。
夜寝る前には、今日の出来事を一つだけ英語で説明する・・とか。
自分の会社について説明したり、今日会った人のことについて説明したり、食べた料理のことや自分の好きな番組など、何でもいいので素早く頭の中で文を組立てながら、声を出して説明する・・という練習。(電車など人ごみの中では、頭の中で考えるだけ)
このような練習を習慣化できれば、必ず英語で話す力はアップしスムーズに話せるようになるのは間違いありません。
繰り返しで回路を作る
最初はたどたどしく考えながら英文を作って話す感じになるのですが、一度考えながら作った表現や文は、次からはどんどんスムーズに出てくる(話せる)ようになります。これがこの訓練をやったことによる、スキルアップの成果となっていきます。
一度苦労してやったことは、頭の中に経験したという回路ができていくんですね。何回も同じような文を作り話したならば、さらに次は、瞬時に出てくるようになります。
あとは少しずつ、説明対象を増やしていき、語彙力や表現力を伸ばして行けば良いのです。語彙を増やしたり表現を増やすための勉強だけを集中して行うのではなく、自由に話す練習をする中で、同時に表現力のアップも図っていけば良いのです。
語彙も表現も文法も、すべてスピーキング練習の中で同時に取り組んで来ました。お勉強ではなく実践の中でスキルアップを図っていくやり方。もちろん、次に話そうと思っているリスニングについても同じです。
自分で話せるようになった英文は、必ず聞き取れて瞬時に意味がわかるようになるもの・・。
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