暗記した英文はどれくらいの期間で身につくか
オンラインレッスンをやっていて、25分のレッスンのうち、約10分をフリートーキングして、残りはhanasoメソッドをやっています。
hanasoメソッドでは、毎回必ず3~5分くらい前回までの復習があるので、新しい部分をやるのは7~10分程度です。
ところで、この最初の5分の復習がとても大事だなと感じています。
今回の主題である「身に付く」というレベルにもっていくためには、この復習がキーポイントだと思っているので。
レッスンで数日毎に復習が繰り返され(質問されて答える)、回数では6~10回、期間だと1~1.5ヶ月くらいの間、何度も同じ課題文の復習を繰り返します。
そうやって必要な期間が経つと、ようやく「ストン!」と腑に落ちる感じがするのです。
何度も何度も繰返して、そしてある期間が経過したときに(その間もポツポツ質問/返答形式で行って)、ようやくフリートークでさらりと言えるレベルになってくるということです。
ストンッと自分の引き出しの中に落ちて、やっと「身に付いた感」が出てくるのですね。そこまで行かないと、身に付いた感は出てきません。
2~3回も繰返すと、すぐに覚えてしまうのですが、それはまだ単に覚えた状態です。身についていません。身についていないので、宙ぶらりんの状態というところでしょうか。
そのまま復習を続けていたら身に付いて、止めてしまったら消えてしまうという状態。
また何かを話そうとしていて、たまたまそのフレーズが合致するものであったときに、まだ身についていないときは、頭の中に「フッ!」と湧き上がってはきません。
頭の中で考えながら探したときは、ひっかかるという状態です。
ところが、「ストン!」と腑に落ちた「身に付いた感」のあるものの場合は、「スッ!」と深い部分から頭の中に湧き上がってくるのですね。
感じとしては、対象のフレーズやセンテンスが、自分の潜在意識レベルにまでインプットされた・・というレベルになっているというところ。
従って、この部分で重要なことは、
言いたいときにそれに適したフレーズやセンテンスがスッと出てくるようなレベルにもっていくには、「繰り返し回数」と「腑に落ちる時間」が必要だということ。
これを、頭に回路を作るための2つの要素だと考えています。
そういうわけで、今後のためにその目安を知りたいと思っていて、オンラインレッスンの最近の課題と意識し、
・何回繰り返したら良いのか
・腑に落ちるまでどれくらいの時間が必要か
を考えながら、トライしているところです。
また、どんな繰り返し方が良いのか、例えば
・書くのが良いのか
・目で見て頭の中で反芻するけで良いのか
・大きな声で音読するべきか
などの方法論についても、その違いをつかみたいと思っています。
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コメント
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72歳には英語会話を取得するのは無理ですか。
初めまして、一人で海外旅行をしたくて、1年ぐらい前から勉強を始めましたが
覚えるよりも忘れることの方が多く苦労しています。今、日常会話用基本文54を
おとみ先生のおっしゃる100回を目指して頑張っているのですが、すぐに忘れます
72歳にはもう無理なのですかね、先生のお勧めのhanasoのオンラインも始めて
5か月なります。
年齢を考えると、最近、もう無理かと思うことがあり、かなり落ちこんでいます。
何か持続出来るヒントはありませんか、なんでも良いのでご指導下さい。
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Re: 72歳には英語会話を取得するのは無理ですか。
ご訪問いだたき、そしてコメントをありがとうございます。
ずい分、返信が遅くなってしまったことを、本当にお詫び致します。
もう時期がずれてしまったため、何を今さら・・となるかも知れませんが、私も相変わらず忘却との戦いを継続中です。ですが最近は、忘れることはあたり前のこととして、深刻には考えないようになりました。
覚えよう、覚えようと詰め込んだものは、必ず忘れていきますが、日常会話の中で出てきた思い出せないもの(悔しさが残るもの)は、何回かあると結構記憶の残っているものです。
継続していると、普段の会話でよく使う文や単語は、少しずつ残っていってます。
ゆったりと考えて、時間をあまり気にせずに会話を楽しんで続けていったなら、72歳といえども少しずつ少しずつレベルアップしていくと思います。
私は今までの経験から、そのように確認しています。
(遅くなってすいませんでした!)