シンプルに話す英文の組み立て方法について

さて今回は、いよいよ英文を作るための各要素の考え方とその組立て方法について、取り組んで来たことを書いていきます。

基本にしたのは、できるだけシンプルに考え、シンプルに話すということ。

simple speaking

例を上げて説明しますと、例えば
I must get up /very early /to catch the first train.
という文があります。

この文は比較的シンプルでわかり易い文です。
書いてみたり、眺めて意味を理解しようとするときは、とてもシンプルでわかり易いと感じます。

しかし、相手がいてその相手の質問に、瞬間的にこのような文で返答する場合には、中程度のむずかしさかも知れません。私はこのようなレベルの文を、素早くスラスラと話せるようになることを目指していました。
 

 

文の捉え方

さてこの例文には、意味のある要素が三つ。
I must get up
very early
to catch the first train.

ここでは、素早く文を作っていくため、I must get up と、それを修飾する very early の2つに分けていますが、簡単な文なので①と②をくっつけて一つの要素として処理するのでもOKです。

①は主文で、「私は起きなければならない」という文で「主語+助動詞+動詞」という構造です。続いて、「とても早く」と主文を修飾する句となっています。

英語では、結論を先に話すことが優先されるので、まず先に言いたいところのこの部分を話しているわけです。この部分だけで終わっても、まずは言いたいことのメインは相手に伝えることができます。

続いて、「始発電車を捕まえるために(=乗るために)」として、その理由を話して、主文を補足する構造となっています。

私はできるだけシンプルに英語を捉えて、少し幼稚な英文でもいいので、とにかく話せるようになれれば良いのだと、割り切っていました。

話し方の実際

なので、いきなり英文の全文を相手にしてうまく話そうとするのではなく、このように意味のある部分ごとに細分化して考え、それを順に並べていって文を完成させようとしていました。

I must get up     (私は起きないといけない)
very early       (とても早く)
to catch the first train(始発電車に乗るために)

これらの要素を、それぞれ素早く読み上げて、次のつなぎ目では一呼吸置きながら話すようにすると、
I must get up /very early /to catch the first train.

というように、一つの文をスラスラと続けて話したことになります。
このような考え方をベースにして、「シンプルに英語を話す」ということを実行して来ました。
 

 

その他の例文

次の例です。
What time /do you usually get up /in the morning?
何時に /あなたは いつもは 起きる /朝に

この文の場合は、
What time (一呼吸)
do you usually get up (一呼吸)
in the morning? (完了)
というように、文を作りながら素早く話すようにしています。

さらに例を上げます。
How /do you manage /to go to the club /so often?
どうやって /あなたはやりくりする /クラブに行く /そんなにもしばしば

How (一呼吸)
do you manage (一呼吸)
to go to the club (一呼吸)
so often? (完了)

同じように、
If /I pass the exam, /I will get a reward /from my company.

If
I pass the exam,
I will get a reward
from my company.

また、
I can concentrate /on my work more /and /finish it sooner /the next day.

I can concentrate
on my work more
and
finish it sooner
the next day.

これらの文も、( / )の部分で分割し、各要素ごとに素早く文をまとめ、素早く話しながら、最後まで続けるようにしています。

少しゆっくりした話し方になりますが、大きな声ではっきりと話すようにすれば、間違いなく言いたいことが相手に伝わります。

私はいつもこのような話し方で、ネイティブの人たちや非ネイティブの英語を話す友人たちと、楽しく会話をしてきました。

自分は非ネイティブなので、たどたどしい英語で話すということを少しも恥ずかしいとは思わなかったですね。

むしろ海外に一人で出かけたときに、現地の人ときちんとコミュニケーションが取れることや楽しく語り合えることが、楽しくて仕方ありませんでした。

私も、海外で英語が話せる一人の日本人なんだよね・・と。


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