1) 海外長期出張と必要性からの短期英会話教室
海外への工場建設プロジェクト先陣隊として長期出張が確定しており、出国までは2ヶ月しかなかったので、オフィス内英会話教室を急遽受講することに‥が前回までの話。
今回は、2ヶ月間の英会話教室でやった内容とその成果について、書いていきます。
まず最初に、英語の必要性を切羽詰まったものとして感じていたこの2ヶ月間、英会話教室を受講してとても良かったと思っています。(この切羽詰った状態での学習‥というが影響大きかった)
それは、英語を話してみてと求められてやっと一言、二言を話していた自分が、文を組み立てる時間はかかるものの、何とか相手に確認したいことを伝えることができるようになったからです。
この受講によって、初めての海外出張で知りたいことを、現地の人に尋ねれるような下地ができていたんだと感じています。
良かったことを箇条書きにしてみると、
1)中学英語を集中的に復習することができた。
2)欧米人に面と向き合って話することに慣れた。
⇒ 非ネイティブのアジア人との英会話は気分的に楽に感じた
3)わからないことは、つたない英語で質問して確認できるようになった。
おかげで、付け焼刃ではあるものの、ホテルでのチェックインやチェックアウト、スーパーでの買い物や支払いなど、何とか一人でやりくりする勇気を出すことができた。
ネイティブ講師との初めての英会話面接
初めて英会話教室に参加しようとしたとき、少し前にカナダ人の英会話講師と、英会話学校営業担当の女性(日本人で英会話堪能)の二人と面接。
「どんな面接だろう?」
「もしかして全て英語で?」
などといろいろ憶測をして、少し緊張。
青い透き通るような目でわたしを眺めたため、少しどぎまぎしながら簡単に自己紹介。営業担当は英会話教室の進め方について説明。
すると、突然カナダ人の講師から英語で3問ほど質問が‥。
「あなたは何歳ですか?」
「何年間英語を勉強していますか?」
「英語が好きですか?」
ネイティブの欧米人に慣れていないことと、苦手な英語で緊張していたのでゆっくりと考えてから返答。
意味は何となくわかったのですが、きちんとした文章で答えることはできなかったので、カタコトの単語だけで答えたのでした。
「47」
「約10年」
「わからない」
中学から10年間も英語を勉強してきたわたしの実力というのは、その程度のものだったのです。少し聞き取れるが、話せない!‥です。
英語教室の内容
学習コースは「入門/初級/中級」の3つがあり、私は「初級」を選びました。講師はカナダ人の男性で、すべてが英語でのやり取りです。
初級は週2回で、1回2時間。仕事終わって18時~20時までがレッスンの時間でした。参加人数はまちまちで1人~7人くらい。
やり方は、順に質疑を繰り返していくグループ形式でのレッスンですが、参加者が自分1人のときなどは、誰か来るまで講師と1対1のマンツーマンでフリートーキングとなるときもありました。
とても息苦しくて辛かったのを覚えています。
あとで考えるとその経験が一番自分の自信につながり、役に立ったと感じています。
具体的内容
講師が最初に質問して、それに対して一人一人が順番に自分の状況について返答していくというのを繰り返す進め方でした。
例えば、
「週末はどうしてましたか?」の質問に対し、
「○○祭りを見に行った。」とか、
「△△でラーメンを食べたらすごくおいしかった。」
「値段は?」などなど。
その後、アメリカで使われているテキストを使っての勉強です。
(テキストは「side by side second edition」でした)
基本文と例文、そして種々の場面におけるフレーズなど。
わからない部分があれば、そのことについて英語で質問するという形で。
わからない部分をうまく英語で説明できなかったので、この頃はほとんど質問はしませんでした。(できませんでした‥)
とき折り講師の話が脱線し、テキストとは別の話に。かなり長時間フリートーキングが続いたことも。また講師が用意してきたゲームをやったりして、楽しくやり取りすることもありました。
しかし、最初の頃は毎回英会話教室の時間が近づいてくると憂鬱で、
「今日は出ようか?」
「それとも休んでしまおうか?」
などど、結構毎回、同じことを考えていました。
つまり苦手な英会話なので、続けることは結構心の負担になっていたということですね。
そんな状態でも何とか休まずに参加し続けたのですが、2ヶ月というのはあっという間です。いよいよ、海外へ移動の日がやってきたのでした。
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