受動態ではなくよりアクティブな能動態を使う
今回は、できるだけシンプルに話すためのもう一つコツ。
「能動態で話す」について説明していきます。
まずは次の例文を見てください。
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【1】
消費税は価格の中に含まれています。
Tax is included in the price. (受動態)
↓
The price includes tax. (能動態)
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【2】
そのプロジェクトは私の上司によって開始された。
The project was started by my boss. (受動態)
↓
My boss started the project. (能動態)
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【3】
この本は H.村上によって書かれた。
This novel was written by H. Murakami. (受動態)
↓
H. Murakami wrote this book. (能動態)
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能動態で話す利点
すでに言おうとしていることが、感じられたのではないでしょうか。
つまり、能動態の方が簡単な文となるので、会話のときに頭の中で組み立てる作業としては、少し楽になるということ。
「誰が(主語) → ~する(動詞) → 何を(目的語)」
というように、単に、左から右へ順に並べていくだけ。
・不規則な動詞変化に気配り不要
・語尾発音を気にする必要なし
・シンプルなので聞く方も分かり易い
とてもメリットが多いです!
話し方を変える
ということで、もう一つ例題を。
「彼女はみんなから好かれています」
↓
日本文の通り考えていくと、
「She is ...」というように受動態の文になっていきそうですが・・・
考え方を転換して、
・「~された」という表現は、「~した」という言い方に
・主語を替えると「受動態」は「能動態」に
ここは主語を「彼女」ではなく「みんな」にしてみます。
すると、「みんなが彼女のことを好いている」という能動態の文に変わります。
Everyone likes her.
はい、とても簡単です!
まとめ
能動態で話すということは、ややこしい過去分詞を使う必要がないということ。
受動態はできるだけ使わないで能動態で話すようにすると、文意を変えずに、話し相手に簡潔に伝えることができます。
「知っている単語でシンプルに伝える」= 能動態
まずは知っている語彙を使って、シンプルな会話に努めた方が、絶対に進歩が早いですよ!
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