すごい発見!頭の中で英語で考える
昨年4月末より「いつも頭の中で英語で考える」訓練に取り組んできました。そして、次のような経過で、ほぼ挫折してしまいました。
2017.08.01 英語でスムーズに考え始めるにはテーマが必要
2017.08.19 「頭の中で考える」が転換期、主力は音読へ
2018.03.14 ほぼ挫折!頭の中で考える訓練
2018.05.12 頭の中で英語で考える/その挫折の原因
一旦、ほぼ挫折・・を宣言したのですが、心の中では完全にあきらめきれずに、その後も懲りずにときどきトライをしていました。「頭の中で考える」を「一人で声を出して話す」に変更して。
その中で出てきた問題点は、
・話す話題が思いつかない
・ときどき、話せない部分が出てくる
ですが、
「話題が思いつかない」は論外で、日本語で考える場合はたくさん出てくるからです。どんなときにも。つまり、英語で考えるようにしているので、スムーズに進まないということ。
もう一つの、「話せないときがある」というのは、
・原因は、単語やフレーズが出てこないため
というもの。
一応はそのあとには、出てこない単語を複数の文を使って説明するという練習をしているのですが・・。
また、少しだけ気にしていた、
・構文が思いつかなくて、言いたいことがうまく説明できない
というのは、ほとんどありませんでした。(昔は多かったのですが)
挫折の本当の原因
ということで、改めて感じた本当の原因は何かというと、やはり、「楽しくない」でした。
このような訓練は毎日のようにやらないと効果が出てこないのですが、やっていて楽しくないので、「次のときには気がのらない」となってしまいます。ついつい、少しずつ重荷になっていってしまうという、まさに負のスパイラル・・。
それでも途中、完全に挫折してしまうのは、継続力が唯一の長所だと自負してきた自分にとって、スンナリと受け入れることはできずに、未練がましく、思いついたときに3~5分くらい英語で考えることを、「努力して」続けてきたのでした。
そんな状態でも長く続けていると、少しは変わるもんなんですね。
文を思いついて、作るのが少し早くなってきたと感じるようになってきたからです。(思いついて話す文や、使う構文がワンパターンなので当然なのでしょうが)
そんな中で最近は、重要だとわかっていてもあまり使ったことがなかった文を1文ずつ追加したりなどして、亀のようなスピードですが、半歩ずつでも前進していくよう取り組んできていました。
そんなようにぼちぼちやっている中で、昨日はついにすごいことを発見したのです!
自分にとって「頭の中で考える」の特効薬的なアイデア!
ふと思いついたこと‥
「なーんだ、そんなことか!」と言われてしまうのは目に見えているので最初に断っておきますが、「今の自分にとって」ということです。
あるものごとを理解するときに、簡単に頭では理解できていても、本当に腑に落ちるというところまでいっているものは少ないものです。
知識や常識として知ってはいても、それはあくまでも頭で理解していることであって、「ストンッ!」と心というか潜在意識のレベルまでは落ちていません。
昨日、そのことをあらためて認識して、本当にそのレベルで納得できたのでした。
それは何かというと、
「あれこれ考えずにまずは主語と動詞だけを言う!」
「続きはなくてもよいし、あればそのあとに考えて付け加えれば良い」
でした。
よく言われる常識に、「まずは結論から述べる」があります。このことはもう20年以上も前から知っています。
しかし、本当の意味で腑に落ちていなかったんだと感じました。
よくよく考えてみると、S(主語)+V(述語)を言おうとしているときに、無意識に次のパートやその次のパートのことをバックグラウンドで考えていたのです。SVの次に続けるフレーズを、準備しているわけです。
そのようなときの状態を、「気持ちのいい状態」と「良くない状態」で分けて考えてみると、決して「気持ちのいい状態」ではありませんでした。
このような忙しく考えている状態のストレスが、「気持ちよくない」の元凶だったように感じます。この気持ちが負の影響として残り、そして積み重なって挫折の原因になっていたように思うのです。
特効薬は効果があるのか‥
では、その特効薬と言っている「S+V」だけを考えて話す・・は、解決策になるのでしょうか・・。
ここからはまた「私の場合」の話ですが、
・とにかく頭の中で考えることのハードルがすごく低くなった
と感じるのです。
とにかく主語と述語だけで良い・・となったら、多くの文がスラスラと出てくるようになりました。
I am washing my body.
I am taking a bath.
I took some pictures.
I want to have some cake.
I like milk.
I like to drink milk.
I am driving my car.
・
・
I like milk. の文は目的語の milk がついていますし、いずれの文も厳密にS+Vだけの文ではありません。どちらかというと、簡単な結論を言っている文というところでしょうか。このくらいの文ならほとんどストレスなく話せます。
まずはここから・・やるべきでした。
まず慣れるのが先‥
今までは、「If ~, S + V + 副詞.」などのような文や、副詞句を組み合わせた文をいつも考えて話していました。その方が会話力のアップにつながると思って。
しかし、その欲張りな考えが挫折の引き金になっていたわけです。まずは、超簡単な文だけで考えて、習慣にすることを第一に考えるべきでした。
上の例のような文ならば、ある場面を見たり、本や写真を見たらすぐに2つ~3つの文を言うことができます。
頭の中で少し複雑なことを考える場合でも、複雑な構成の文にはせずに、このような簡単な文を論理的に並べていって、最後に結論に近づけていけば良いと思うようになりました。
まずは、上手に話す(英語で考える)よりも、
「英語で考えることに慣れる」
として、6ヶ月くらいを目安に取り組み直し始めたところです。
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