頭の中で英語で考える訓練の大きな効果
昨年、頭の中で英語で考える訓練を10ヶ月近く続けてきて、結局、続かなくなって挫折してしまいました。ですが、今でもその効果は非常に大きいと感じているので、何とか再開しないと・・と、いつも思っていました。
そしてつい先日、9月のことです。
ここ半年ほど一緒にやっているオンライン英会話講師の人に、ふとした思いつきで質問をしてみたのです。
「英語の文が次々に口から飛び出してくるけど、いつも頭の中で英語で考えているの?」
→「ええ、いつも英語で考えるようにしてますよ。」
「いつくらいから、英語で考えるようにしているんですか?」
→「8歳か9歳のときからです。」
「英語の上達には、いつも英語で考えることは重要ですか?」
→「とても重要です。間違いなく上達に大きく関係しますよ。」
→「あなたもトライしてみたら・・。」
とのこと。
これがまた、懲りない性格のトリガーになって、実は9月中旬より新たなトライを再開したのでした。
今回のやり方
特別なやり方を工夫して・・というわけではないのですが、訓練をするための場をある特定のタイミングのときにやるようにしています。
それと、あまり思い詰めるようにはやらないで、ふと思いついた瞬間、4文~5文と頭の中で考えるようにしています。
続けていたら効果は間違いなく出てくるはずなので、今回は断続的でもいいので、とにかく続けることを一番の主眼にしています。
やるタイミングは、夜のウォーキングのときです。
約15分だけの短い時間ですが、歩きながらつぶやき続けるというやり方で、4~5文を繰り返すというようにしています。
中高年で健康上の理由もあるため、ウォーキングを続ける必要性があり、その時間を利用して週に3回くらいはやれています。
話す話題について
特に話題を限定して行うようなことはしていません。
目に入ったものを英語で言ってみたり、その状況について感じたことを、ただ英語で話すだけ。できるだけ休みなく話し続けるというやり方でやっています。
ときおり、何を言おうかと考えるときもありますが、ウォーキングをしているときなので、どんどん景色が変わっていくため、話すネタは比較的簡単に見つかります。
「あっ、この家は庭に車が4台停まっている。」
「家族構成が大きい大家族なんだな。」
「子供が育って成人し就職して、どんどん車が増えて・・。」
・
「家の庭にぶどうとリンゴの木があり、一杯実がなっている。」
「もうすぐ台風が来るから、何か対策するのかな?」
・
「あっ、赤ちゃんが泣いている。」
・
などと、思いつくことを次から次へと話し続けるようなやり方です。
訓練の効果について
続けるのはそれなりにしんどいのですが、一度話したことがある話題は、次に話すときは確実に少しスムーズに話せるようになります。
やはり英会話は、自分で考えて作文して話すという訓練が大事なんだと、あらためて感じています。
日本文を見て、それを素早く英文にする瞬間英作文も大事ですが、それはあくまでも話すための基礎能力を高める訓練です。
トータルの会話能力向上とは、少しだけ違う(不足である)と考えています。
あくまでも、「自分で考えたことを素早く英語で話す」という訓練が大事なのです。これは相手がいなくても一人でやれて、確実に会話能力の向上につながります。
続けるのは少し努力が必要ですが、その効果だけは絶対に間違いないと確信しています。
なぜなら、フリートークで同じ話題を話すとき、少し慣れている話題のように話すことができることを、いつも感じているからです。
繰り返し体験効果
このようなセルフ・シンキングを週に何度か行っていると、同じ話題の英文は、スムーズに口から出てくるようになります。
何でもそうですが、練習する度に少ないエネルギーで、素早くできるようになっていくんですね。(わずかずつですが)
台風が来て川が氾濫したとか、多くの人がコミュニティセンターに避難したとか、停電が発生してまる1日電気が使えなかったとか・・、一度話したことのある英文は、次のときはかなり容易になります。
一方で、話しているときに出てこない単語やフレーズがあって、そのときは別の言い方をして、必ず思ったことを伝えるようにしているのですが、とにかく続けていると自分の弱い部分が見えてきます。
ウォーキングが終わって家に戻った時、すぐにその単語やフレーズを調べてノートにメモして、強く記憶するようにしています。
今回もどこまで続くかわかりませんが、何度挫折してもまたすぐにやり直せばいい。断続的でも長く継続すれば、最後にはその効果を享受できるんだと、強く思っています。
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