単語学習を止めると決めたあとの単語学習は?

単語だけの学習を止めると決めたあと、本当に単語学習が必要なかったのでしょうか。それとも決めたことがよくない結果につながったのでは・・。

やらないと決めたことが、その後に大きな問題を引き起こした・・

とはならなかったこと、そしてその後はどのようなことになったのかについて書いていきます。

english words

何としても短期間(3~6ヶ月)で英会話ができるようにと、学習のターゲットを絞りに絞り込みました。

すぐにやらなければならないものと、ある程度話せるようになってからやればいいものと、学習対象の選別から始めたわけです。

その中の第1に決めたことは、「単語は学習しない!」でした。
意味としては、「英単語の学習はまとめてはやらない」です。

それまでは知らない英単語を、単語暗記帳や一覧表にせっせとまとめて、それを暗記するのにかなりのエネルギーを割いていたのでした。

しかし、ロングマンやオックスフォードの英英辞典では、たった3000語で載せているすべての語句を説明していること、その3000語はすでに学生時代に覚えた単語であること、・・改めて知って、
単語だけをまとめて勉強するのはやめよう!
と決めたわけです。

単語を覚えるチャンス

とは言え、実際に学習を進めていく中でや英会話を実践しているときに、相手の使った単語が理解できなかったり、言いたいことがあるのに適当な単語が出てこないなど、ときどき抜けている穴があることにも気づかされるのでした。

upset

実は、そのようなときにこそその単語を覚えるチャンスなのです。

その単語が理解できなかったり、言いたくても出てこなかったりして、「この単語を覚えたい!」という欲求が出てきていること。

そして、そのときのシーンが単語とリンクして、記憶にイメージとして残っていることなど。

ただ単に単語だけを羅列して次から次へと暗記していく作業に比べたら、記憶に残り易いかなりの条件が揃っているからです。

そのようなときには、すぐにその単語の意味を調べ、そのときの話題やシチュエーションと一緒に記録するようにしました。

単語とその意味だけではなく、いつ、どんなときに、その単語が出てきたのか。例文はどんなものがあるのか・・と、関連する情報をしっかりその単語にヒモ付けするようにしました。

そのようにしておくと、しばらくあとで復習のため見直したときに、そのときの状況が蘇ってきて、さらに強く記憶をリフレッシュすることができるからです。

 

具体的なやり方とポイント

覚えたい単語が出てきたら、その意味と関連情報をメモ帳に記入して、ファイル名をつけて「Unknown word」フォルダに保存しておき、定期的に一つ一つのファイルを開き復習するだけです。

ここでいくつかポイントがあります。

・単語やフレーズ1つについて、1ファイルとする(=対象を絞る)
・相手の言った単語がわからなかったときは、ファイル名を英単語とする
・言おうとして英単語が出てこなかったときは、その意味をファイル名にする

このようにしておくことで、Unknown word フォルダ内のファイル名を見るだけで、短時間で素早く復習ができるからです。

英単語のファイル名を見てすぐ、日本語の意味が出てくるか。
日本語の意味を書いたファイル名を見て、すぐに英単語が出てくるか。

出てくるのに時間がかかったもの、あるいは出てこなかったときにはそのファイルを開いて、単語の綴りや意味、当時のシチュエーション、例文などを思い出し、改めて記憶に強く焼き付けるわけです。

数年後の結果

このようなやり方でやっていると、月に数ワードか十数ワードが記録されていくことになるのですが、それを何年も続けているとそれなりの数になってくるものです。

ちなみに固有名詞は除いてですが、6年間で225個の単語でした。1年あたり38個、月で言うと3個程度。それなりの数と言ってもその程度でした。

(個人差あるのであくまでも参考に。自分の場合はほとんど日常会話でした)

まったく単語だけの学習をやめて、その単語に出会ったときにだけ覚えるようにしても、1ヶ月に3回程度しか単語で悩むことはなかったということになります。

もっとも、後半のあたりでは、わからない単語が出てきたらそのことを新たな話題にして、その会話のやり取りを楽しむというようになりましたが。

talking

わからない単語が出てきたら、そのことをきっかけとして話を楽しみながら、その単語の学習を同時に行うというスタンスですね。

単語学習をやらない、のまとめ

まとめると、単語の学習を止めると言っても、上述のような程度で済むのです。単語学習を止めたら・・と言って、あまり心配することはないのです。

そのときどき、折々を見つけて、1語ずつインプットしていけばいいということです。

そういう意味では、積極的に単語だけの学習をすることは止めてアウトプットに力を注ぎ、英語サイトを訪問したときや他の情報が入ってきたときに、知らない単語やフレーズがあったときだけそれを学習する、というやり方で良いのではないでしょうか。
 
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