頭の中で英語で考えるという訓練のその後
「頭の中で英語で考えるという訓練が、
すごく会話力を伸ばすことにつながったんです」
と言っていたのは、オンライン英会話の講師の一人。
その訓練を長く続けれたら、大きな効果が出るだろうということは誰でも想像がつきます。
しかしその訓練を行う場合、ある程度の英語力があらかじめ必要であり、やってみるとわかりますが、いろいろとむずかしい部分があります。また、それを長期間続けるのは、もっとむずかしいと感じています。
なので、一旦取り組んでもすぐに挫折してしまう人が多く、長く続いているという人は、とても少ないのではないかというのが印象です。
私はオンライン英会話の講師に
「いつも英語で考えるようにしていた」
という話を聞いて、
「この方法はスゴイ !」
と響くものを感じ、自分の会話力アップのきっかけを求めていたときだったので、すぐに取り組みを始めたのでした。
しかし、自分の実力のせいかわかりませんが、続けることはかなり難しく、挫折の一歩手前で何とか一線を越えずに続けてきたというのが実際のところです。
その後も、相変わらずぎりぎりの瀬戸際で踏みとどまって、細々と訓練を続けているというのが実態だったのですが、最近、あるやり方をするようになって、ようやく少し楽に続けられるようになりました。
その部分については、このあとに書きます。
一番苦労した部分
いろいろやり方を考えながら、頭中英思考訓練を続けてきたのですが、一番苦労したのは、ある場面を見て頭の中で英語で考えようとしたときに、
「考えるべき文がすぐに出てこない」
ということでした。
日本語でなら、すぐにいくつかの文を思いついて書きとめたりするのは簡単なのですが、英語でやろうとするとなかなかその文が出てこないのです。
あれこれ結構努力して、ようやくいくつかの文をひねり出すという感じでした。
そのため、何かの待ち時間の時にやるとか、風呂にはいっている時にやるとか、自分で自分に質問をしてそれに返答するようなかたちでやるとか、いろいろ考えて取り組んできました。
質問形式で行うのはそれなりに効果があったのですが、やはり続けるのはさほど楽しくなく心の負担にもなって、いつでも辞めてしまいそうになるような状況が続いていました。
もう少し楽に続けられる方法がないものかと、さらにいろいろと考えてやり易いように見直していき、結局あるやり方に落ちついていったのでした。
今でもそのやり方で続けています。
さて、そのやり方とは・・とても単純なことなのですが、
・日本語を利用する
ということでした。
具体的には、
「最初に日本語で言うべき文を作る」
ということです。
すぐに思いつく文を、日本語でサラサラとノートに書き上げます。
3行程度から多いときは7行くらい。
・そしてそれを素早く英文に直しながら話す
ということをやっています。
もちろん、その英文を同じノートにも記入します。
最初は三つ程度の文で始めて、その後ある程度慣れてきたら、1回に5、6文くらいを考えて英文化しています。
それを何度も繰り返すのです。
そして、あとでゆっくりそのときに作った文が正しいのか、他にもっと良い表現がなかったのかを考えます。復習を兼ねて。
すんなり出てきた日本文を、瞬間的に構文を選択して比較的シンプルな文で表現するようにする訓練も、自分にとってはなかなか良い訓練だと思っています。
このように自分だけの力で頭を使って考えた英文は、意外に頭の中に定着するものです。そしてノートに書かれた日本文と英文を対比させて眺め、振り返り学習をするというやり方。
自分だけの力で作った文なので、ベストの文ではないことも多いですが、それなりに意味が通じる文ならばよしとしています。
「頭の中で英語で考える」というよりは、単なる「瞬間英作文」の訓練と言われても否定できませんが、いずれすべてを自分の頭の中だけで瞬間的に行えるようになれば、「頭の中で英語で考える」訓練になると思っています。
ノートに書き出しているので、やったことはいつまでも残り、いつでも簡単に復習することができます。また英会話レッスンで自分で作った文を講師にチェックしてもらい、より良い文のアドバイスを受けることもできます。
このように取り組みを続ければ、かなり頭の中に定着させることができ、必ず大きな効果が出てくるはずだと思っています。今はそのように期待しながら、あきらめずに続けているところです。
来年は数段レベルが上がっている自分になれると信じています。
>Blog Top
a:3158 t:1 y:0