英会話の応用力を伸ばすためのやり方について
今回は、英語学習をするときに、会話力、とりわけ応用力を高めるための自分のやり方について書いていきます。(何度か同じようなことを書いていますが・・)
効率良く会話力をアップさせるためのやり方には、いろんなやり方があると思います。前回は、いつも同じフレーズで話すことになる、「決まり文句」の習得に力を入れたことを書きました。同じフレーズで話すとはいえ、日常会話の中ではその関係の文はかなりの頻度で出現し、使われるウェートも高いからです。
特に変化しない同じ文なので一気に覚えてしまい、タイミングみてどんどん使っていけばいいだけなので、あまり悩まずに会話力を伸ばせる方法でした。
しかし今回のやり方は、英語を学習する上での基本的スタンスのことを考える内容となっています。
同じ会話力をアップさせるためのやり方の一つですが、どちらかというと、文を作るときの応用力を伸ばし、リスニングでもその効果が期待できるというやり方だと思っています。
2つのやり方
今までやってきた自分の学習方法は、大きく分けて2つがメインとなっていました。
一つはパラグラフ(ひとまとまりの文章)で覚えていくやり方。ある一つの話題に対して、それを1分間程度の内容にまとめて覚えていくというやり方です。
そして話題を変えては、同じように1分間程度の内容にまとめていき、そんなふうにして話せる対象を少しずつ増やしていくというやり方です。
自分のことを自分で考えて英文化していくので、書き出してまとめていくだけで、その文を覚えていくことができます。こんなやり方で苦労してまとめたものは、意外に自分の身になっていくものです。
会話をしていてその話題になったときは、自分であらかじめまとめた話題なので、悩まずにスムーズに話していくことができます。
実際の場面を想定し、エネルギーをつぎ込んで作って身に付けていくやり方は、かなり実戦向きだと考えていました。
もう一つは基本文単位で覚えていくやり方です。
良く出てくる重要基本文をある数だけ覚えて、会話をするときには文単位で適当なものを選んで使っていくというやり方。
このやり方は、パラグラフで覚えるやり方よりも、もっといろんな話題への応用性が高いと考えていました。しかしやってみて、意外と結果は期待するほど応用性が広がったという感覚はなかったように思います。
例えば、100の重要基本文を覚えたとすると、よく使うのはその中の1/4くらいで、それ以外はほとんど使わないため、スムーズには使いこなせないレベルとなってしまいました。
覚えてはいても、瞬時に使いこなせないレベルに落ちてしまうということ。
(このあたりは、どんなやり方をしても同じかも知れません)
このようなやり方をしているうちに、応用力を重視するのならば、文の要素毎に覚え使いこなせるようにしていくべきだと、考えるようになりました。
3要素で捉えるという考え方
それは一つの文を3つの要素としてとらえ、その3つの要素を縦横に駆使して文を作り、話していけるようにしていくべきだという考え方です。
「①構文」+「②フレーズ」+「③副詞、副詞句」
例:
「I would like to」+「book a flight」+「today」.
というような構成です。
話すための要素レベルで使えるものを増やしていくというやり方。
使えるようになりたい構文を選び、自分が出会う場面で使うことになると思われるフレーズをセットして、覚えていくというやり方です。
いくつかの文が集まったパラグラフで覚えるやり方とは、まったく逆方向からのアプローチとなりますが、パラグラフで覚えるやり方をした場合でも、その中の1文1文は、やはり3つの要素で構成されているわけです。
従って、パラグラフで取り組んでも、文単位で取り組んでも、それぞれ3つの要素から構成され、その集合体が文でありパラグラフであり、話のストーリーだということです。
このやり方の利点は、
①の「構文」は有限であるということ。そして
③の「副詞、副詞句」も有限です。
従って、自分の必要とする語句をピックアップしてリスト化して、それを見えるようにして覚え、使いこなせるようにすれば良いわけです。
大変なのは②の「フレーズ」の部分。
この部分は無限と言っていいほど、多くのフレーズがあります。
全て覚えるということは不可能なので、自分の必要とするものをピックアップすることになります。
(続く)
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