やはり結論が先‥が大事、単語記憶はフレーズで
前回、音読のやり方を説明しましたが、スピーキング力も一緒に伸ばすためということで、読み上げ方の説明に誤解を招く部分があったので、訂正させていただきます。
■説明の内容:
文構造を次のように捉えて、それぞれの要素を意識しながら音読をする。
I go on a trip / with my family / once a year.
<-主文ー> <-補足文ー> <-補足文ー>
さらには、この主文を次のように分けて考えると。
主文(結論)= 構文 + フレーズ
《構文》〈休止〉《フレーズ》〈休止〉《補足文》〈休止〉《補足文》
↓
Do you〈休止〉have breakfast〈休止〉every day?
構文 フレーズ 補足文
■訂正の内容:
ここで訂正したい内容は、以上は各要素を意識して強く頭にインプットするために行う音読で、読み上げはスムーズさを欠くことになってしまいます。
要素インプットのための、いわばスロー音読のやり方を述べているもので、スムーズに読み上げて口に覚えさせる通常の音読や、普段の日常会話のやり方とはちょっと異なっています。
あくまでも日常会話におけるスピーキングは、まずは「結論」の部分をスパッと言うべきだと考えており、「(構文+主語)+フレーズ」がその結論部分だと思っています。
つまり文型で言うと、「SVO」もしくは「SVC」の結論部分を一気に話すようにしています。そしてそれに続けて、必要な補足文を順に追加していくように話しています。
従って通常の音読を行う場合は、実際の会話で話すやり方と同じようなやり方で行うのが良いと思っています。
なので、自分の音読のやり方としては、1つの基本文を通常の音読のやり方で1回目、そして各要素を強く意識して記憶するためのスロー音読を、2回目として行っています。
もう一つのこだわり
そしてもう一つこだわっていることがあります。
それは語彙増強のための単語の覚え方についてです。
一言で言うと、「単語はフレーズで覚える」です。
本当は文の中で覚えるとしたいところですが、それだとボリュームが一気に増えてしまうので、「動詞+目的語」のセットで覚えるようにしています。
理由は、覚えた状態でそのまま実戦の会話で使えるからです。
動詞と目的語の適/不適を考えて、選択しながら話すというような必要がないからですね。
そして、セットで覚える場合は、記憶のためのイメージが作り易いということも上げられます。特に中高年になると記憶力が低下してきているので、イメージを使っての記憶方法が、覚え易くて長く記憶を保持することができます。
ある場面をイメージすると、自然に必要なフレーズが頭の中に浮かび上がってくるというのが理想的で、より実戦的なやり方だと思っています。
なので私は、単語だけをリストに羅列して、ただ単に頭の中に入れていくというやり方は、やらないようにしています。
a:1068 t:1 y:0