第4・5文型を使わず本当にすべての文が話せるのか①
前回の記事で、シンプルスピーキングでは第4・5文型を使わないで話すようにしていると書きました。でも、本当に第4・5文型を使わないで全ての文を話せるのでしょうか?
◆中学で習った5つの基本文型:
・第1文型:S+V
・第2文型:S+V+C
・第3文型:S+V+O
・第4文型:S+V+O+O
・第5文型:S+V+O+C
注)S:主語、V:動詞、O:目的語、C:補語
5文型の中で、とくにわかりにくい「SVOO」構文と「SVOC」構文を使わないで話せるのなら、それに越したことはありません。
もし、この2つの構文を使わないで済むのなら、英文の組み立てはとても簡単になり、シンプルで伝わりやすい英語が話せるようになると思うのですが・・。
今回は、「SVOO」構文に対してどう対処するか・・について、まとめてみました。
第4文型「SVOO」は使わない
まずは「SVOO」構文です。
それではこのタイプの文を、どのようにして話すことにするのでしょうか?
結論:
第3文型「SVO」で話す。
ご存知かも知れませんが、目的語を2つ取るSVOO構文を作れる動詞は、特定のものだけです。
日常会話でよく使っているものでは、
ask(尋ねる)、find(見つける)、get(手に入れる)、give(与える)、make(作る)など、20にも満たない数の動詞。
これらの動詞のときには、SVOO構文ではなくSVO構文で文を組み立てるようにするのです。
例えば、
彼は私に1通の手紙を送ってくれた。
という文は、
He sent me a letter.
となり、SVOO構文ですが、これを・・
↓
He sent a letter to me. (SVO)
動詞の send をそのまま使って、SVOOをSVOに変換しています。
こちらの方が、「送った/1通の手紙を」「私に」となって、方向を示す to があるだけ、内容がわかり易い文となっています。
このやり方は、すでに習っているかと思います。
もう一つ、別の例を上げてみます。
彼は病院まで道案内してくれた。
He showed me the way to the hospital. (SVOO)
↓
→連れて行ってくれた
He took me to the hospital. (SVO)
→案内してくれた
He guided me to the hospital. (SVO)
このように発想を変えて、同じ意味を表すことができる具体的な動詞に変換して、SVOの形に文を組み立て直しています。
まずはこれで、SVOO構文は何とかSVO構文で対応できそうになってきました。
次回は、SVOC構文についてです。
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