英語をスムーズに話し出すための3つのポイント詳細
スムーズに英語を話すための重要ポイントは、次のように3つあると書きましたが、
①やさしい言い方を選ぶ
②使う構文を選ぶ
③主語を決める
その順番はいつも ① → ③ という順番になるとは限りません。
「何を主語にするか」と「やさしい話し方を選ぶ」は、ときに同じタイミングで考えたりします。
そういう意味で、これら3つのポイントは相互に関連しており、同時並行的に考えて「頭出し」をすることが多いと思います。
わかり易く、例をあげて説明しましょう。
例1:買い物に行く
例えば、
「あなたは毎日どこへ買い物に行きますか ?」
という文の場合、
・あなた → 主語「you」
・どこ → 構文「Where」
・やさしい言い方 → 特別なむずかしい言い方にはならない
と一瞬で判断し、
Where do you
と「頭出し」をしたあと、
go shopping
とフレーズを続けます。
そして最後に、補足するための「毎日」
everyday?
を付け加えて文は完成です。
このような思考の流れをしながら英文を作り、話をしています。
例2:勤務時間は‥
例の2です。
「私たちの会社は、1日7時間労働です。」
という文を言おうと考えたとき、
そのまま、
Our company is ・・・
と言ってしまうと、むずかしい言い方になってしまいます。
例えば次のような文に。
Our company makes us work seven hours a day.
このようなケースでは、Our company を主語とはせずに、I や We を主語にする方が簡単に話せるものです。
I work seven hours a day in our company.
(自分を主語にして話す方が、言い易くなることが多いです)
ここでは、「主語は何か」と「やさしい言い方」を同時に考えて判断しています。もちろん主語は I として、構文は I から始まる平叙文となります。
5W1Hの文(What, When, Where ・・)などの場合は、
・構文を決めてから when
・言い易くなる主語を決める you
とするケースがほとんどです。
例3:運転がうまい
例の3です。
「彼女は運転が上手です。」
という文の場合、すぐに
She can drive a car very well.
となりそうですが、もっとやさしい言い方を‥と考え、
・まず主語は She
・やさしい言い方に good driver
・構文を She is ~
として、
She is a good driver.
という言い方にすることもできます。
雪が降らない
最後の例です。
「去年、この土地はほとんど雪が降らなかった。」
という文などでは、
そのまま英語にしていくと、
Last year, this place did not snow very well.
となりそうですが、天候の文なので
・やさしい言い方/主語 It ~
・構文は It (snowed) ・・
として、
It snowed little here last year.
と言うようにすれば、よりシンプルで言い易い文になります。
以上のように、一つの文でもいろんな角度から複数の言い方があるので、まずはできるだけシンプルでやさしい言い方は何か・・ということを、普段から意識しておくと、必要なときに柔軟な表現ができるようになっていくでしょう。
その結果として、よりシンプルな言い方を選び、スムーズに話せるようになっていきます。
ちなみに、このように取り組み始めた最初の頃は、
「よしっ!」と思い決めた主語が良くなくてむずかしい文となり、
「ごめん、言い直します。」
と言って、言い直すことが何度となくありました。
また、長くてわかりにくい文を何とか言い終わったあとに、
「私の言いたいことは・・です。」
と、文のポイントをあらためてわかるように言い直したこともたびたびです。(もちろん、今でもあります)
加えて、完全な文になってから話す・・という癖から抜け出すため、不完全な文であってもできるだけ間をくずさないように話すことを心掛けました。
「不適当な場合は言い直せば良い!」
「相手にどう言うべきか聞くことも‥」
「それらの部分も楽しい一つの会話」
と考えることで、ずいぶん気持ち的に楽になり、落ち着いて話せるようになっていったものです。
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