日常会話に直結で活かせる基本文の学習方法
今までいろいろな基本文や例文を暗記して、実際の会話で使ってきました。その中で、それらの基本文や例文をどのように覚えて練習をすれば、実際の会話で役に立てられるようになるのか・・について、整理してみました。
重要と思う基本文をただ暗記するので良いのか。
何度か繰り返し音読をすることで、身につくのか。
実際の会話の際に、ふとその文が浮かんでくるようになるのか、
・・です。
言いたいことがあったときに、意識して適当と思える基本文(構文)を引き出すことは可能ですが、なかなか適当と思える文が自然に浮かんでくるということはないと思っています。
もう少しその文が絞り込まれる状況がないと、出てこないように思うのです。
例えば、過去に同じシチュエーションがあって、ある文を使った体験が記憶にあるようなケース。
あるいは、文単体ではなくて前後に別の多くの文があって、話の流れとして覚えている中の「ある文」を引き出すようなとき。
話のストーリィの中で文を覚えておき、それに近いストーリィの中で話しをしているようなときには、その覚えた文が頭の中にフッと浮かび上がってくると思っています。
つまり、自然に適当な文が浮かび上がってくるようにするためには、同じような経験をしておくか、同じようなストーリィの中で文を覚えるような取り組みをしておく必要があるということ。
何か「引き金」となるようなものが必要だということです。
「重要基本文50」のように、基本文を50個覚えた場合には、何かを話そうとしたときに、意識してその中のある文を適当だと選んで、思い出しながら話すことは可能です。
いろんなツールの中から適当なものを一つ選び、それを実際に使うというようなイメージです。「意識して使う」という、より能動的なイメージですね。
もう一つは、一連のストーリィの流れの中で、それぞれの文を覚えていくやり方です。
例えば、「レストランでステーキをオーダーする」という会話を英文でまとめ、その場面をイメージしながら会話文を覚えるというやり方です。
その場合、もしも自分は店員だとしたなら、お客さんにステーキの焼き方を尋ねる必要がある場合、(同じシチュエーションに出会った時)
「How would you like your steak?」
という文は、自然に出てくることになります。
また、もしもあなたがお客さんの方で、店員にステーキの焼き方を尋ねられたのなら、
Rare, please. 「生で(表面だけ焼いて、中身は暖かい程度)」とか、
Medium rare, please.「上と下の中間」
Medium, please. 「中間くらいの焼き加減」
Well-done, please. 「中までしっかり火を通す。」
などの返答は、自然に出てくることでしょう。
今までのいろんなトライのことを考えたとき、本当にすぐに会話で役立ったのでまとめて、それを何度もそのシーンをイメージしながら音読して覚えた文たちでした。
そのような経験から、私の新しい文を覚えるやり方は、その文を使うであろうシチュエーションを考えて、覚えたい(あるいは復習したい)複数の文で構成されるストーリィを作って、その中で覚えるようにしています。
与えられた教材やテキストには、このような例文は山のようにありますが、それらは数回読み上げられたり、その中のいくつかの文をピックアップして使われますが、例文全体はすぐに読み返されることはなくなります。
わたしはそのような例文をベースにして、自分に合うように改造し、その中に新たに使いこなせるようになりたい文を入れて覚えるようにするのが、一番効率が良いと思っています。
何しろ、自分のことを説明するようにまとめなおした文なのですから、ときにはそれを そのまま話すこと が、聞かれた質問に答える内容になったりするからです。
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