苦しいフリートークを楽しいやり取りに変えるヒント
英会話レッスンを始めた頃の人にとって、とかく苦しくなりがちなフリートークの時間。今回は、これを少しでも楽しい会話のやり取りにできないかとあれこれ考え、事前に準備していたもう一つのアイデアについてご紹介します。
何とか英語が話せるようになりたいと決心してレッスンを始めたのは良いのですが、開始して少しの間、緊張しながらやり取りをする・・、ですが少し続けたら話せるネタがなくなってしまい、困ってしまうことが良くあるのではないでしょうか。
「次は・・、何を話したらいいんだ・・・」
「もう話すことがないよー!」
という感じに・・ですね。
会話停滞を抜け出すアイデア
始めて間もないので余裕がなくて頭の回転も悪く、空白となった一瞬にあれこれ話せそうなことを考るのですが、まったく絞り込むことができなかったように思います。
実戦英会話を始めた頃は、いつもこんな感じの状態が続いていたので、いろんな話題の会話例や単語リストなどを用意するようにしていたのは、先に書いた通りです。
しかし今回のアイデアは、先に書いた準備内容とは少し違って、もっと相手に尋ねてみたいという気持ちを高めつつ、興味の湧く楽しめる内容になっていると思っています。
とかく、英会話の練習なのでという固い雰囲気の中でのやり取りになりがちなのを、次にあげるような本心から話してみたい(=聞いてみたい)話題に切り替えることで、是非、話を盛り上げて会話を楽しんでいただけたらと思います。
前置きが長くなってしまい、申し訳ありません。
そのアイデアとは何か・・、
「ズバリ、日本とフィリピンとの文化や習慣の違いの部分にスポットを当てた、おもしろい話題を選ぶ」
ということです。
国も違うし習慣も違う、文化も違えば一般常識や好みもまったく違うところがあるわけで、是非とも相手に聞いてみたいと思う興味深いことを質問して、話を展開していくわけです。
具体的な内容
それでは、具体的なネタについてあげてみますね。
(すでに気がついて、楽しい会話のネタとしていつも使われている方は、スルーしてください)
私が特に興味をもっていたのは、日本とフィリピン(海外の国)の違いについてでしたので、よく質問したものについていくつかあげてみます。
1)バレンタインデーは男性が女性にチョコレートを渡す。
2)誕生日は誕生日の人がもてなす。
3)ファストフードでトレイは片付けない。
4)シャワーは朝浴びる(バスタブはない。出るのは水)
5)時間をまったく気にしない(=フィリピンタイム)
6)ASEAN唯一のキリスト教国家(90%がクリスチャン)
7)女性が活躍する社会。
8)イベントに全力をかける。
9)会計の合図は指でボックスを作る。
10)ニューハーフの男性が多い(何人もの講師が親族の中にも多いと)
11)トイレットペーパーが常備されていない。
12)便座のないトイレがある。
13)トイレットペーパーは流せない。
14)地方には水を手ですくって流す手動水洗トイレが。
15)熱帯モンスーン型気候で年間平均気温は26℃前後。
16)ドライとウェットの2シーズンで、四季は無い。
17)すさまじいスコールが降る。
18)日本にあってフィリピンにないものは鉄道。
19)首都マニラはすさまじい交通渋滞(曜日とナンバーで侵入制限)
20)移動手段はバスやジプニーとトライシクル。
21)16世紀半ば以降、300年にわたってスペインに統治。
22)フィリピンの公用語はタガログ語と英語。
23)小学校低学年のころから英語を学ぶ。
24)役所や公共の場所での説明やアナウンスは英語。
25)街角でも英語がわかる人が多い(聞ける人は80%以上)
26)ライスが好き(マクドやケンタッキーにもライスメニュー)
27)ナイフの代わりにスプーンを使う。
28)フルーツ王国。
29)ビールが安い(90%がサンミゲル)
30)大病院はあるが、医院がない(売薬で済ます)
まだまだたくさんありますが、いかがですか?
「なぜ・・?」と質問してみたい「違い」がたくさんあるのでは?
自分が興味のある話題を話そうとするときは、レッスンの予習にも力が入るものです。また、苦しみながら会話をしていても楽しみを感じる瞬間もあり、何よりもそのときのことが強く記憶に残るものです。
別の講師の方と同じ話題について話すときには、ずい分話をするのが楽になったと気がつくのではないでしょうか。
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