英会話始めるにはリスニング力が第一。そのコツは‥
オンライン英会話に初めてトライするとき、一番問題になるのがリスニング力。相手が言ってることを理解できなければ、会話は成り立たないのです。
相手の言ってることを一切無視して、自分から次々と質問だけを繰り返すというのは、会話していることにはならないからです。
そのため、自分の足りないリスニング力をどうやって補うのか、あるいは、少しでも聞き取れるようになるコツなどあるのか・・。
今回は、そのための取り組み方について、書いていきたいと思います。
リスニング力不足を補う
まず最初に、その結論です。
①使える文やフレーズや単語を増やす
→基本的に自分が話せる文や単語は聞き取れる。
→(ここはどなたも異存はないでしょう)
②話題を絞る(例えば「食事、料理」)
→出てくる単語やフレーズの範囲が限られる。
→使うことになる文も限られてくる。
→聞き取りのターゲットが決まっているので推測しやすい。
③会話例文を質問と返答をセットで作り用意しておく
→順番を変えればいろんなパターンに。両方覚える。
・I like French food. (自分)
・What kind of food do you like? (自分)
という形で作る。
これは、
・What kind of food do you like? (相手)
・I like French food. (自分)
という形にもなるし、
・What kind of food do you like? (自分)
・I like French food. (相手)
という形にもなりえます。
なので、この2文を覚えておけば、いろんなパターンに対応できるようになります。
④会話例をイメージトレーニングして覚える
→ 覚えた文は話せるし、何よりも「聞き取れる」ようになる。
⑤SIM英語で耳を鍛える
→つながって聞こえる二つの単語が聞き取れるようになる。
大きくは次の3つにまとめましたが・・。
「話題を絞る」
「例文をセットで覚える」
「耳を鍛える」
最も大事なコツは
実はもう一つ、最も大事と思っているコツがあります。
それは、初級時の極端な対応方法になりますが、
「文法のくびきから離れる」
です。
具体的には、「文法に従った文として理解することを止める」です。つまり、一つの整然とした文に訳すことを止めるということです。
聞き取れた文はそれでいいのですが、聞き取れないような文は、文ではなく単語の羅列として聞き取り、意味はそれらの単語から自分で推測して理解するというもの。
日本人の多くは、試験英語で頭の思考回路が固められてしまっているため、すぐに文法の枠の中に当てはめて、聞き取って理解しようとします。(文を作る場合も同じです)
でも、日常会話は文法試験ではないのですね。
100点満点の英語は必要ないのです。
文法50点の英語でもOKですし、ときには文法を意識から外して、単語だけを使って70%くらいの意味を伝えたり理解しながら、上手に会話を続けていくということもできるのです。
長い文章では単語の数が多くて、そのようにできないことも多いですが、日常会話では通常は短い文が多いので、単語だけを対象としてもやっていけることが多いのです。
まずは、会話レベルの点数は低くても、それらしい会話のキャッチボールを25分間続けることができれば、まったく問題はないのです。(オンライン英会話レッスンで)
継続する中で、少しずつレベルを上げて行けばいいのです!
具体的な例
ここで一つの例を上げてみます。
What time did you get up this morning?
との質問があったとき、あなたはどのように意味を理解するでしょうか?
このようなときには、
[what time] [you] [get up] [this morning]
「何時」 「あなた」「起きる(た)」「今朝」
というように単語を聞き取り、全体の意味を推測してつかみ取ります。
日本語での会話でも、
「何時 あなた 起きる 今朝」
という単語を見たら、だいたいの意味は理解できるのではないでしょうか。
もしも、did という単語を聞き漏らしても、「今朝」という単語と「起きる」という単語で、過去形で「起きた」と聞かれていることを理解することができます。
初級の人の少し極端な対応と書きましたが、実は、話すことに慣れている中級の人であっても、全文をクリアに聞き取れなかったりするときは、聞き取れた情報で全文の意味を推測して理解するということは、よくやっていることなのです。
まずしばらくは、文法への意識負担を減らすため、
・単数/複数
・三人称単数
・現在/過去/未来
などのルールも、最初はあまり気にしないようにしましょう。
自然にできるものだけにして・・。
こちらは非ネイティブの英語初心者なのだから。
できたら最初に、講師の方に
・しばらく文法の間違いは、聞き逃して欲しい。
・会話のやり取りを続けることに、注力したいので。
と、お願いしておいた方がいいかも知れません。
先に紙に書いておき、それを講師に見せればOKですよ。
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