あなたは英語を話せると自信をもって言えますか?
最初の頃はどんなに英語学習をしても、私は英語を話せるとは言えるようになりませんでした。たくさんの単語を覚えて、多くの基本文を覚えたのですが、話せるという自信はどこまで行っても、出てきませんでした。
本当の意味で「話せる」と言えるようになったのは、実際にネイティブの人と30分間、1対1で話すことができるようになってからでした。
そこで感じたのは、英語学習は「話せる」というゴールに近づくことはできるけれど、話せると言える自信が得られるところまでは、決して行かないのだということを。
実際に話せるようになるためには、あるいは、話せると自信をもって言えるようになるためには、やはりどうしても話す経験をするしかないのだということ。
英語学習をこつこつと続けることは大事です。「話せる」というゴールに近づいて行けるので。
しかし、どこまで行ってもゴールに対する自分の位置がわからないため、実際は少しずつ近づいているにも関わらず手応えが感じられないため、モチベーションダウンして止めてしまう人が多いのです。
一番良いやり方
今までの経験を振り返って一番良いやり方だと思うのは、次のように取り組むことだと考えています。
1)日常会話の好きな話題に絞って、必要な単語を覚える
→自己紹介、天気のやり取り、「趣味/料理/旅行」に関わる単語・表現を覚える。
2)重要基本文を100(肯定文50、疑問文50)、徹底的に繰り返し音読・暗記
→その文を考えたら、自然に口が動き出す・・というくらいに。
3)ネィティブ家庭教師かオンライン英会話を始める
→とにかく話す機会を作ることが大事。まずは週に2回。1回30分くらい。
というように進めること。
1)と2)は基礎部分で、誰でもすぐに一人でできることです。この部分は話すことにチャレンジするためには、どうしても必要な部分です。
ポイントは3)になります。
今はネット環境が整い、オンライン英会話スクールも多く、リーズナブルなコストですぐに始めることができるので、こちらの方がお薦めです。
しかし、実際に対面で会話することができる機会が作れるのであれば、そちらがよりベターですね。
実際に英会話をするとなれば、当然予習に身が入ります。
レッスンでは多分、何度も詰まったり、話せなくて頭が真っ白になったり、苦しくて疲れて・・という状況になるでしょう。
しかし、自分の弱点や足りない部分が浮き彫りになるものです。
話せるという「ゴール」に対する自分の位置が、初めてどのあたりなのかがわかってきます。
言えなかった単語や表現を復習し、そして次にまた同じような会話をすることが、とても大事です。このような状況の下で学習した単語や文は、奥深く記憶に残るからです。簡単に忘れません。
この苦しい状況を我慢して続けていくことができれば、いずれは少しずつ慣れて来て、話すことが少しだけ楽になってくるでしょう。
この「学習する→そして試す→弱い部分を認識→追加学習する→再トライ」という繰り返しで、自分の会話力もアップし、そして話すことが楽しくなり、やがて「話せる」と自信をもって言えるときが来るのです。
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