基本文音読を取り組むときに大事な3つのこと
ときどき質問のメールが届きますが、一番多いのが次のような内容。
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いろいろな英語の本や教材で学習してきましたが、いつも長く続きません。どうやれば続けられますか ?
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英語が話せるようになりたいと思って学習を続けるのですが、そう簡単にはイメージしたように話せるようにはなりません。
少しの期間、闇雲に学習したくらいでは、その効果を感じるところまではいかないものです。そして、続けてきたやり方に疑いの心が芽生え、新しい本や教材に変えたりもします。
しかし、結局は同じことの繰り返し。なので、徐々に熱が冷めていき、学習が続かなくなってしまうのです。
また、次のようなストレートな質問も多いです。
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どのように勉強すれば、話せるようになりますか ?
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私もかつては同じようなことを繰り返していました。
部屋の本棚には英語関係の本があふれかえり、高額な教材も棚の一角に複数眠っている状態でした。
私にとって幸いだったのは、47歳のときに海外に赴任することになったこと。英語は全く話せなかったのに・・です。
通訳がつくことになってはいましたが、このきっかけが英語学習の再開と、「必ず話せるようになる!」との強い決心につながったのでした。
仕事では通訳を使いましたが、仕事後のプライベートな時間には使いたくなかったので、旅行英会話の本を片手に持ち、恐る恐る街に出て行ったのでした。
必要に迫られると、人は集中して考え、工夫をしていくものです。効率良く短い時間で目標に到達できるように。
その結果、感じたことは、
「街ですぐに使える基本文を50だけ選び、覚え、最短の期間で使えるようにする。」
でした。
そのため、毎朝、5分間だけ集中して「音読」することを、習慣にしたのでした。そのことが、自分が英語を話せるようになることの、大きな一歩となったのです。
あれこれいろいろと手広く学習するよりも、対象を絞って。使えるようになるまで繰り返すことがとても大事です !
そのときのことを後から振り返って、基本文の音読を取り組むにあたっては、次の3つのことが重要だと感じています。
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1.音読対象文は100文程度に絞り込み、まずはしっかり覚えること。
2.動詞や目的語などを、瞬間的に入れ替えて話せるよう練習すること。
3.会話で使うようにする中で、少しずつ他の文を補強していくこと。
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一つ一つの内容については、次回説明していきたいと思います。
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