スムーズに話す|日常会話で頻出する語彙を増やす
スムーズに話せるようになるため、前回は「頭出し」を鍛えるということについて述べました。続いて今回は、会話力アップを目指すための語彙増についてです。
ここで語彙増と言ったので、すぐにいろいろな単語をたくさん覚えるのだ・・と感じてしまう人もいるかと思います。
しかしそうではなくて、もっとわかり易く言うと語彙力を高めるということです。つまり、表現力を高めるための取り組みをするということで、2つあります。
1.知っている言葉をうまく使えるようにする
2.自分に必要な語彙を増やしていく
と、いうことです。
順序が逆に感じるかも知れませんが、取り組む順番としては、まず自分の現在もっているものを使えるようにするのが先で、それから一つ二つと使えるものを増やしていくのが良いと思っています。
ただし、次々に覚えていっても必ず続かなくなってしまいますので、使えるようになることに重点を置きながら、少しずつ増やしていくということです。
使えるようにするには・・
ところで、使えるようにしていくには、どうすれば良いのでしょうか。それは、トレーニングするしかないということです。
つまり、何度も繰り返し使う練習をするしかないということで、一人だけでの練習であっても問題ありません。
何かを見て、瞬間的に見たことや感じたことを英語で表現し、口を動かし声を出して話すような練習ならば・・です。この部分は、とにかくやるしかありません。
語彙を増やしていくには・・
まず最初にターゲットの確認です。ここでは中・上級英語力を話す方が対象ではなく、初級を抜け出して中級レベルを目指す方が対象で、そのレベルでの語彙増について、取り上げています。
語彙を増やすといっても、その対象範囲はあまりにも広いです。
戦略的に考えて取り組まないと、あっという間に挫折してしまうのは、目に見えています。対象を絞ってその他はあと回しにして、集中して取り組むべきだと考えていました。
実際に取り組んだやり方としては、
・報告や資料、あるいはビジネスで必要なものはあと回し
・書き言葉の文語はパスし、口語に絞る
・同意語あっても、よく使われるものに絞る
・英会話レッスンでの日常会話で頻出する語彙に絞る
・自分が直面する場面での頻出フレーズに絞る
これによって、
→ 差し迫った事情や必要性を感じるものになる
→ 近日中にためす機会が到来
→ その際必要となる可能性の高いフレーズとなる
そしてまた、実際のフリートークなどで出て来たわからない表現は、そのあとで必ず調べて記録しておくようにしました。時間経つと必ず記憶が薄れていったり忘れたりするので、定期的に復習をする必要があったからです。
以上、取り組んだときの考え方を述べましたが、次回は具体的なフレーズを上げながら、まとめていきたいと思います。
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