英語学習で挫折しないために挫折の原因を知る
最近はとくにグローバル化が進み、多くの人が英語を話すことは必須だと感じて、日夜学習に取り組んでいます。しかしその中のかなりの部分の人が途中で挫折してしまっているのも事実です。
ここではその原因についてあらためて考え、どうしたら挫折しないで英語が話せるようになるのか、その対策についてまとめてみました。
挫折の原因
まずは、挫折の原因です。
どんなことをしようとするときでも、始めたばかりの頃は楽しくないものです。
趣味でもスポーツでも楽器演奏でも、素直に楽しいと思えるようになるのは、ある程度のレベルになってからです。取り組み始めて、その基礎となる部分が少しずつできるようになってきて初めて、その中に楽しさを感じ取れるようになっていくものです。
英語学習においても、同じではないでしょうか。
ある程度の単語やフレーズ、文法や構文などがわかって文を作れるようになってから、英語を話すことの喜びが感じれるようになるものです。
ところが英語の場合は、あまりにも習得すべきものの種類と範囲が広いため、多くの几帳面でまじめな日本人にとって、無限に続くと思われるくらいの膨大な量の学習をこなさないと、話せるようにはならないとの錯覚に陥ってしまいがちになります。
いくら勉強しても、遠いゴールにほとんど近づけていないように感じてしまい、楽しいと思えるようになる段階の手前でやめてしまうケースが、あまりにも多いと感じます。
まずは一人でも学習できる基礎の部分をしっかりと身に付けて、早く次の楽しみを感じれるレベルにステップアップしたいものです。中学校レベルの基礎と、ある程度の基本文を身につけれれば、楽しく英語学習を進めていけるようになりますので。
話せるようになるまで学習を続けることができた人の多くは、楽しいとは思えない基礎学習の中でも、自身の成長を感じることができたり、少ない話す機会でちょっとしたトライをして、「あ、通じた!」というような小さな喜びを感じて、それが次の学習意欲につながっていったというケースが多いです。
まずは、楽しめるレベルになるための基礎の部分を、短期間でサッと固めてしまうことが、挫折の大きな難関を比較的スムーズに乗り越えていくために、とても重要なことだと思っています。
学習範囲を絞る
そのためには、無限にあるように思える基礎学習の対象を、まずは自分が英語で楽しめるようになれるための、限りある範囲に絞るべきだと思っています。
有限であり、目で見ることが出来るその対象項目の一つずつを、素早く習得し積み重ねていけば、一歩ずつゴールに近づいていることを感じることができるものです。
そしてその達成感が、次への学習エネルギーを湧き立たせてくれて、挫折の危機を走り抜けることができるようになります。
義務化「やらないと‥」への対策
基礎的なスキルを身につけるためには、継続してやり続けることが大事です。
好きだからやっているようなものは、意外と何も考えずにやり続けていることも多く、結果として長く続けているので、自然に上達していったという話をよく聞きます。
英語を話せるようになりたくて始めたはずなのに、途中から義務のような状態になってしまい、重荷に感じていつの間にか挫折する‥という人も多いのではないでしょうか。
何でもそうですが、義務化すると途端に面白みがなくなってしまい、あっという間に止めてしまったという話も、枚挙に暇がありません。
挫折のお友達である「義務化」を避けることが、とても大事だと思っています。その対策は「休むこと!」です。
毎日続けられることは大事ですが、義務のように感じてしまうことのないよう、無理をせずに休むようにした方が良いと感じています。
私の場合ですが、ゆっくりと休んで負担意識が軽くなると、こんどは逆に「また、始めないと・・。いつからやろうか?」と思い直すようになり、新しい次への意欲が湧いてくるというのが通常でした。
あとはそこであまり時間をおかずに簡単なことから再開するのがいいです。そこからは、意外とさわやかに取組み直しできたものです。
一つのアイデアですが、まったく何もしない休養とはせずに、本当に負荷の軽い5分間だけの基本文音読とか、3分間だけ自分のことを英語で話すだけとか、ほとんど休養状態にも関わらず英語とのつながりは切らないというやり方が、自分には合っていたと思っています。
基礎学習のターゲット
「楽しくない」の原因のほとんどは「成長を感じられないから」です。
やってもやってもゴールに近づいた感覚が出てこないからです。
なので私は、とにかく学習対象や範囲を「有限」にしたのでした。
そのときの例を上げると、そのターゲットは、
1) 英単語は「3000語」を覚える。
2) 英熟語は重要なものを「200語」覚える。
3) 決まり文句も「200文」覚える。
4) 基本文は選んだものを「100文」覚える。
としました。
全て当サイトのページで掲載している内容です。
この範囲を覚えたら、会話練習に入るとしました。
暗記ものはいつもCDに録音して、それを車の中で毎日繰り返し聞いて、覚えるようにしました。楽なスタンスでできることなので無理なく続けることができ、かなりスムーズに覚えることができました。
よく考えてみると上のターゲットというのは、ほとんど中学英語に毛の生えた程度の内容です。高校英語まで範囲を広げる必要はありません。
実は学習範囲を定めて集中学習としたことは、中学英語をしっかりと復習し直すという内容に近かったと、あとから感じました。
そこに学習の焦点を絞れたなら、一歩ずつ達成感を得ながらゴールに向かって近づいていくのを感じれるのは当然ですね!
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