発想を変えて英語学習の進め方を変えてみる

ある程度のところまで一人で学習して覚えることができたなら、実際に話す練習に取り組もうと考えている人が多いのではないでしょうか。まずは単語やフレーズ、文法、基本文の学習など、相手がいなくても一人でできる部分の習得から・・と考えて。

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それはそれでとても大事なことであるのは間違いないですが、しかし、ただそのようにやっているだけでは、途中で挫折する確率は非常に高くなると思っています。

なぜなら、
英語の覚える対象範囲は、非常に広いためです。
ある程度と言っても、英会話で必要となる全知識の何パーセントに当たるのかがわからないし、今どのあたりまできているのかも、まったくわかりません。月日が経ってもその手応えは、なかなか得られないのが実情ではないでしょうか。

何となくイメージしているという部分はあっても、それは膨大な部分であるかも知れず、区切りのつくところまで容易に到達できない可能性が高いのです。

 

もしも日本語会話の場合

ここで、わかりやすく日本語の場合で考えてみましょう。
ハードルが高いことが良くわかります。

小学生程度の会話ができるようになりたいという場合、
・ひらがなを勉強し、
・カタカナを覚え、
・やさしい漢字も勉強してから、
・国語の学習もする
・そして、ときに必要が出てくるローマ字も覚えていく

これらがある程度以上できるようになってから、話す練習をしていく・・。

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このようなことを学校ではなく、一人で家で勉強するというのは、気が遠くなりませんか?容易にできますか?私なら「無理!」と答えてしまいます。

なので、このような孤独な事前学習が延々と続くようなやり方は、よほどの強い目的がない限り、十中八九は失敗してしまうでしょう。

一度に全範囲をターゲットとはしない
まずは限定的な部分に絞って学習する
あとは楽しみながら学習範囲を広げ、追加していく

と、このように取り組みの考え方を、変えていってはどうでしょうか。

 

具体的な進め方

先の記事では、実際に誰かと話す練習をしないのならば、決して話せると言えるような自信は出てこない・・と書きました。

そして、
1)好きな話題の単語を覚える
2)基本文を100覚える
3)オンライン英会話を始める
と、個人学習だけでなく実戦トライが大事だと書きました。

前段がずい分長くなってしまい、申し訳ありません。
今回は、これら3項目の内容について、もう少し具体的に書いていきたいと思います。

まずは英会話の実践を始めるに当たり、最小限の基礎知識を学習します。1)と2)の項目の部分ですね。

最初のターゲットは、
自己紹介」「天気のやり取り」「自分の好きな話題を3つ程度(食事、趣味、旅行など)」
とし、これらを話すための単語やフレーズを学習します。
(もう、かなりの部分が済んでいる人が多いのではないでしょうか?)

そして、シンプルな基本文に取り組みます。

・5文型のうち「SV/SVO/SVC」を言えるように
・あえて一言で言うならば、まずは「SVO

これを、サッと話せるように練習します。
(ここも、ほとんどの人が出来るのではないでしょうか?)

場所や時間、副詞や副詞句などの補足表現は、大きな一覧リストにわかり易くまとめておき、「SVO」の文を話したあとに、そのリストを見ながら付け加えて話すようにすれば良いでしょう。

関係代名詞文などは、あとで追加していく対象として、まずは保留ということにしておきます。

SVO」の部分はサッと話して、補足表現はゆっくり一つずつ付け加えていっても、まったく問題ありません。

こちらは、非ネイティブの英会話初心者なのですから。

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但し、相手は主語も動詞もなかなか出てこないようだと、表情には出さなくても心の中は少しジリジリしてきているものなので、「SVO」の部分はできるだけサッと言うようにするのが良いでしょう。

どうしても出て来ないときは、
・少し待ってください。 Just a moment please.
・どう言ったらいいのかな。 How can I say it?
などと言って、相手に少し時間をもらえば良いのです。

最初は、このような話し方で十分なのです。

長くなったので、3)項の「オンライン英会話」については、次の記事で書きたいと思います。


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