シンプルな文を作るための具体的なポイント

今回は、シンプルな文を作るためにどのような点を考えながら作業しているのか、普段やっていることを中心に、より具体的なそのやり方についてまとめてみました。

simple speaking

 

シンプル・スピーキングとは‥

シンプルスピーキングをするためには、相手に明快にわかるようなシンプルな文を作って話さなければなりません。では具体的にどのようにしてシンプルな文を作れば良いのでしょうか。

ただシンプルスピーキングと言っても、「簡単/シンプルに話す」というような漠然としていて、どのような文を作って話せばシンプルスピーキングと言えるのか、そこが一番大事なポイントです。

以前にも同じようなテーマで記事を書いたことがありますが、ここ最近はさらにそのやり方が簡単・明快な方向へと進んできているので、あらためて説明したいと思います。

中学校の英語の授業では、基本文型として5つありました。
第1文型:S+V
第2文型:S+V+C
第3文型:S+V+O
第4文型:S+V+O+O
第5文型:S+V+O+C

みんな記憶に残っていると思いますが、この部分について、シンプルスピーキングとするため④と⑤の文型は使わずに、できるだけ①から③までの文型をメインにして話すようにしています。

そして文を作るに当たっては、具体的に次の5つの項目について気をつけてまとめていくようにしています。
①「人」や「もの」、「動作」を主語にする
② より具体的に表せる「1つの動詞」を使う
③ 「他動詞」を使って明快に話す
④ 「能動態」で話す
⑤ 「肯定表現」で話す
 

 

具体的なポイント

それぞれの具体的なポイントとなる部分を簡単に説明すると、次のようになります。

points

①「人」や「もの」、「動作」を主語にする
コミュニケーションをするのは人同士。なので、
・「人(I, We, You,...)」を主語にして明快な話し方を。
・英語では「もの」を主語にすることが多い。
・「動作」を主語にすると「if/when/it's」文が減りシンプルに。

② 具体的な「1語の動詞」で表す
動作が明快にわかる1語動詞で表現する。
・do, make, perform などは具体的動作がわからない。
・make a plan (計画を作る :名 詞) → plan (計画する:動詞)
・get rid of ~ (~を破棄する:イディオム) → delete (~を削除する)

③「他動詞」で明快に話す
be動詞を使って表現すると語数が増えて複雑に。
・動作が明快な他動詞を使う。
He is a manager of the company.
       ↓
He manages the company.

④「能動態」で話す
受動態の英文は、長く複雑な傾向に。
・能動態の英文は、短くシンプルで強い印象に。
Miyagi prefecture was hit by the huge earthquake in 2011.
       ↓
The huge earthquake hit Miyagi prefecture in 2011.

⑤「肯定表現」で話す
否定は単語数多くなり複雑に → 短くする。
・肯定形+no+名詞
・反対語を使う
・否定の意味合いを別の1語の動詞で表現

以上、シンプルスピーキングをするための具体的方法について、次回より1項目ずつ、例をあげて細かく説明していきたいと思います。
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