１日１２分、３ヶ月で英語がペラペラ
「ただ聞き流すだけで、突然口から英語が飛び出してくる」
という広告を目にしました。
「本当にこの程度で・・？」と、眉つばだと感じてしまいました。
日本には本当にこのような「甘い言葉、甘いキャッチコピー」が多い
です。
よけいに人を迷わせてしまうことになります。迷える子羊ばかりに・・。
教材ややり方を選びさえすれば、短期間で、楽に、英語がペラペラに
なると信じさせ、すがりつかせてしまいます。
そのような可能性を残し信じさせることにより、自社の教材を売り込
もうというわけです。
もちろん正しい理論や効果の大きい部分もあるのは事実ですが、それ
が全てではないし、良くない部分や不足している部分については一切
発表されていません。
数か月でペラペラ・・を保証し、達成できないときは返金をするとい
う会社もありません。
日本にはこのような広告がすごく多いですが、相も変わらず英語を話
せない人は多いです。
このように短期間で楽に英語が話せるようになれるのなら、なぜもっ
と話せる人が増えてこないのでしょうか。
学校や企業で教育用教材として、もっともっと採用されてもいいと思
います。
近年はグローバル化が進み、多くの人間が海外勤務をしています。
新入の社員も海外へ派遣されることが増えてきています。
派遣前には英会話の集中教育をするのですが、先に書いたような教材
を採用しているとは、聞いたことがありません。
わたしも海外勤務をしたのですが、その際は英会話学校のネイティブ
講師を毎週毎週会社に招いて実戦練習をしていました。
教材を配布して「はい、終り」では、まったくないです。
海外勤務を４年以上、その後オンライン英会話を５年近く続けていま
すが、最初の２年くらいですでに２時間以上、１対１で話せるように
なりました。
しかし自分の納得できるペラペラとは程遠いので、その後もずっと
学習と会話練習を続けてきました。少し長く休憩するとすぐにレベル
が下がるので。
日本国内では日常で英語を話すことはまったくないので、自分で意識
して続けていないと、どんどんレベルは下がるからです。
この部分に最大のエネルギーを使っているような気さえします。
英語で正面から向き合いある程度本気で学習しないと、いつまでも話
せるようになれないし、維持もできないということをしっかり伝え、
取り組まさせるべきだと思います。
地道に正しい順序で積み上げていけば、やっただけの結果は必ず出て
くるのですから。
このような甘い誇大広告は、真面目に学習をしようと考えている者に
とって、まさに一つの公害ではないかとさえ感じる、今日この頃です。
ところで話しは変わりますが、やはり最近
「１日１２分×３ヶ月で英語がペラペラになる」
という広告を見ました。
Hana先生という人が教える、英語を簡単に話すためのメソッドを聞いた
のですが、なかなか素晴らしい内容でした。
わかりにくい難解な内容を、シンプルな複数の文にして、ストーリー性
をもたせて説明するというやり方。
このサイトで何度も説明しているシンプルスピーキング、知っている
単語で簡単に説明・・・と、まったく同じ考え方でした。
素晴らしい・・共感！・・の一言。
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