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英会話の体験量の壁を乗り越える
流暢に英会話が話せるようになるためには、1日2時間の会話練習を
して12年間かかる・・と、前回に書きました。
しかし、今の日本の環境を考えると、そのような時間と期間を悠長に
こなすことは、ほとんど不可能です。
できないことはないでしょうが、できるだけ早く話せるようになりた
いという目的からいくと、もっともっと短期間で話せるようにならな
いと、やってられないですね。
幸い、流暢に話せるようになってから、ようやく英会話ができるよう
になるわけではないので、まずは「流暢レベル」の1/3程度の実力
である「そこそこ話せる」というレベルから、さらに会話に磨きをか
けていくと考えた方がよいと思います。
そこで問題ですが、要はいかに会話の練習を多く、そして密度濃く行
うかということです。
英語を話せる人を見つけ四六時中一緒にいて、英語だけの会話をする
ということが、普通ではできません。普通の日本人なら、まずは絶対
不可能です。
何とかして少しでもその量に近づけるようなやり方をするとしたら、
どうしたら良いのだろう・・と、いろいろ考えました。
一人で会話練習する場合、相手の会話や問いかけに対して、臨機応変
に文を作って返答するようなやり方はできません。
(必ずしも絶対できないわけではなく、PCソフトを使い一定の間隔
でランダムに質問文を読み上げさせて、それに素早く返答していくと
いう練習はできます)
一つの結論
ここで至った結論は、
''・日常会話で本当によく使う多くの決まり文句を、条件反射の
ように素早く返せるようになる。''
でした。
日常会話の中の文を確認すると、オリジナルで組み立てて話している
文は、たったの30%くらいではないかと思っています。
そして、残りの40%はまったく同じ決まり文句であり、さらに残りの
30%は決まり文句を組み合わせて使っていると感じています。
(あくまでも独自の判断です)
従って、相手がいて初めて練習できるオリジナルの文作成返答練習は
別の機会にまわして、まずは自分一人でできる
・決まり文句の徹底反復練習
を、できるだけ多く密度濃くやるのが良いと考えました。
1)多くの決まり文句(短い文)、2級決まり文句(長い全く同じ文)
を覚える(暗記する)
2)瞬間英作文的に、日本語で決まり文句を読みあげると、瞬時にそ
の英文を言えるように練習する
(いずれもmp3プレーヤーを利用し、音声が聞こえたら瞬時につぶ
やいたり返答するというやり方)
以上の2つのことをしっかり行うことで、会話に必要な40%の部分、
あるいは70%を目指して取り組んでいくというのが、このやり方の
ポイントです。
結局のところすごい秘策はありませんが、一人で楽にできるような
やり方で、会話に必要なスキルを確実に身につけていくということ
です。
その記憶するべき量はかなりの量なので、ひたすら記憶してつぶやき
練習を繰り返し、現在の環境でフィリピン人の英会話練習量に近づけ
るしかないと思っています。
(でも同じことを繰り返す単純なやり方なので、取り組み易いです!)
おわりに
上の記事とは関係ありませんが、最近、「NHK WORLD」(英語
ニュース)で、画面でその状況を見ながら英語ニュースを聞くこと
ができるようになりました。
前のネイティブのアナウンサーが読みあげる、音声だけの英語ニュ
ースではなく、日本のニュースを見ながら裏でアナウンサーがその
状況を英語で説明するというものです。
とっても良いです!
これだったら日本語が30%、英語の音声と字幕70%なので、とても
楽しく長時間見ていることができます。
楽しくリスニング力を鍛えることができます!
次回、詳細についてご紹介したいと思っていますが、もしも興味の
ある方は、当サイトの右側中央にある「NHK WORLD」アイコン
をクリックし、その後、ホームへ移動してみてください。
ページの右上にある「NOW ON AIR」がそれです。
中央部をクリックすると始まりますよ。(大きな別画面で)
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