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未来を表す進行形が使えないケ-ス
未来を表す表現には「will、be going to、be -ing」の3つがありますが、今回はそれらの復習と、未来を表す進行形「be+動詞ing」を使うことができないケースについて復習をします。
今までの未来表現の記事に加えて、今回のケースをしっかり理解すれば、もうこれからは未来表現でどれを使ったらよいか・・などのようには、迷うことはなくなるでしょう。
3つの未来形の復習
最初に、will、be going to、be -ing の3つの未来形の使い方をまとめてみましょう。
No. | 構文 | 表現される意味 |
1 | will | 単純な未来の予測 |
(~だろう、~でしょう、~と思います‥など) | ||
話し手のその場の意思 | ||
2 | be going to | ~するつもりです |
~する予定です | ||
~しそうです | ||
~するはずです | ||
~しようと思います | ||
~するに決まっている | ||
3 | be -ing | これから~します |
必ず~します | ||
(もう)すぐ~します | ||
~することになっています | ||
~することになります |
未来を表す進行形「be+動詞ing ~」が使えないとき
(3) の be -ing ですが、意味的に「~することになっている」とか「これから~する」と言うときでも、未来を表す進行形が使えないケ-スがあります。
次の①~③の3つのケースです。
① be動詞のとき
たとえば未来を表す進行形は、be動詞のときには使えません。
1例をあげると、
I'll be in Osaka at that time.
そのとき私は大阪にいると思います。
I'm going to be in Osaka at that time.
そのとき私は大阪にいるはずです。
とは言えますが、これを、
x I'm being in Kyoto at that time.
とは言えません。
もちろんbe動詞にもbeingの形で使うときはありますが、それは例えば、次のような場合です。
She is being shy.
He is being broad-minded.
この「be+being+形容詞」の形は、わざと~のようにふるまっている」と
いうときの決まった言い方です。
上の2つの文は、
「彼女はブリッ子している」
「彼は無理して心が広いようにふるまっている」
といったような意味になります。
② 動詞が have のとき
have も
I have a car.
私は車をもっている。
のように、ある一定の期間の状態を表すことが多いので、「私たちに子供が生まれるんです」と言うようなときも、
× We are having a baby.
ではなくて、
○ We are going to have a baby.
とするのが普通です。
③ 単なる予測にすぎないようなケース
また、未来のことを表す進行形は、これまでにあげてきた例のように、「~することになっている」とか「これから~する」というような、かなりはっきりしている予定や計画を表現するケースで使われますが、単なる予測にすぎないようなケースでは使えません。
それは次のような場合です。
I think it's going to rain tomorrow.
明日は雨になりそうな気がします。
I think it will rain tomorrow.
明日は雨になるだろうと思います。
この「is going to rain」と「will rain」は使えますが、ここでは進行形は使えません。
I think it's raining tomorrow.
とは言えないのです。
「明日は雨が降ることになっていると思います」と言うのは日本語でもおかしいですよね。
もう1つの例です。
I guess Tiger Woods will win the Masters Golf Tournament.
マスターズではタイガー・ウッズが勝つだろうと思います。
I guess Tiger Woods is going to win the Masters Golf Tournament.
マスターズではタイガー・ウッズが勝ちそうな気がします。
ここでも「will win」と「is going to win」は使えるのですが、
× Tiger Woods is winning …
の形は使うことができません。
「タイガー・ウッズが勝つことになっていると思います」は変だからです。
このように、日本語での具体例で考えるとわかりやすいですね!
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