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握手の習慣と正しいやり方
日本人の挨拶は言葉とお辞儀ですが、アメリカ人の場合はお辞儀では
なく握手であることはご存じの通りです。
最近では日本人だとわかるとお辞儀してくれるアメリカ人もたまにい
ますが、それは社交辞令であって習慣ではありません。
あなたは知っているでしょうか?
実は日本人は握手下手だといわれていることを。
あまり他の人とスキンシップをしないためでしょうか、握手するとき
の握りが弱くて、おまけにお辞儀をしながらする人もいます。
アメリカ人にとってそのようなやり方の握手は、少し違和感を感じる
ようなんですね。
それでは理想的な握手というのはどのようにやれば良いのでしょうか?
・握る時間としては約3秒程度
・弱くもなく強くもなく相手の手を握る
・手だけではなく腕全体を動かす
・相手の目を見ながら笑顔を絶やさない
というのがポイントになります。
ここで注意しなければいけないのは、初対面、あるいはあまり親しい
間柄でない人と握手をするときは、「両手ではしない」ということ。
また、どちらの方が先に握手を求めたらいいのかというと、ビジネス
シーンでは男女に関係なく握手を求めても構わないようです。
ですが社交の場では、握手をするかしないかを決める権利は、女性の
方にあるということを、注意しておきましょう。
ただし、相手の方から手を差し出されたら、やはり握手を交わすのが
マナーとなります。
頭の隅に入れておいて、アメリカ人の方と握手する機会があったら、
気持の良い握手で応じたいですね!
■アメリカ文化と習慣を知る
・ア06話:アメリカでの喫煙の習慣
・ア07話:女性の呼び方「Ms.(ミズ)」
・ア09話:子供の送り迎えは親の役目
・ア10話:アメリカでの飲酒について
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