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悩み07:挫折しないための3つのポイント

 今回は英語学習を挫折しないためにやってきた、3つのポイントにつ
 いて考えてみました。

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 長い間、英語の勉強を続けてきたのですが、ここ最近中だるみのよう
 な状態になり、やる気がなくなってしまいました。

 最初は燃えていたのですが、いつまでたっても実力が上がっているよ
 うに思えず、ここに来て頑張り力も枯渇寸前です。''''

 何とか抜け出したいのですが、どうやって挫折しないようにすれば良
 いのでしょうか?

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 英語の学習というのは、登りとわからないほどの緩やかな長い坂道を、
 ゆっくりゆっくり歩いていくようなものです。

 もちろんゴールは遠くに霞んでいて、見えません。

 そういう中で、汗をかきかき歩き続けるというのは、とても大変なこ
 とです。途中に何か楽しいことがあったり、明確な歩き続けなければ
 ならない理由がなければ、すぐに挫折してしまいそうになります。

 実際、英語が重要と言われ始めた最近でも、90%以上の人が挫折し
 ているのではないでしょうか。

 今までに何度も挫折しそうになった立場の一人として、どうやったら
 挫折しないようにできるのか、何がポイントだったのかを考えてみま
 した。

 いろいろとありますが、あえてわたしの場合に特に効果的だったと思
 っていることを整理してみました。それは、次の3つです。

 1)完璧でなくて当たり前と開き直る
 2)シンプルな英語に徹する
 3)楽しみながら続ける工夫をする

ポイント1:完璧にこだわらない

 「まずは英語が完璧にできなくて当たり前と開き直る

 これは、とても重要だと思っているポイントの一つです。

 英語の勉強をしていて、陥りがちなのが
 「こんなに一生懸命に勉強しているのに、なんで上達しないんだろう」
 と自分を責める方向で考えてしまうことがあると思います。

 これは、学習を続ける上では、とてもマイナスです。
 勉強した分は確実に上達しているはずなのです。

 「いつまでたってもできるようにならない」
 と落ち込むのではなく、
 「まずはできなくて当たり前だ」

 と、できなかったころに焦点を当てて、少しずつ前進していることを
 意識すべきだと思います。

 何かひとつ単語を覚えたり、あるいは言えなかった基本文を使えるよ
 うになるたびに、
 「必要なことを一つ一つ、ものにしている」
 「自分は少しずつ前進しているんだ!」
 と前向きに考えるべきだと思います。

 そう考えれば、学習継続のモチベーションも上がってきます。

 また、最初から完璧を求めないことです。

 上達の一番のブレーキは、英文が正しいと思えたら話すけれど、自信
 がないときは絶対に話さないという姿勢です。

 どんどん話す中で間違いにも気づいて修正し、さらにステップアップ
 させていくという考え方が大事なのです。

 多少の間違いは気にせずに、まずはどんどん話すようにしたことが、
 わたしにとっては一番レベルアップに寄与したポイントだったと思っ
 ています。

 

ポイント2:シンプル・イズ・ベスト

 「まずはシンプルな英語に徹する

 わたしが意識して取り組んだことは、
 ・あくまでも日常会話にターゲットを絞る
 ・長い文でかっこ良く話そうとはしない
 ・当分、関係代名詞は使わない
 ・むずかしい単語も使わない
 ・簡単な決まり文句を覚える
 でした。

 そのことを常に考えながら、学習を継続しました。

 そしてそのあとのことですが、まずはシンプルな英語で少しでも話せ
 るようになることが、とても大事なことだったと感じています。

 なぜなら、海外の人と少しでも会話ができるようになると、話すこと
 がとても楽しくなってくるからです。

 楽しくなってくると、もっと話せるようになりたくなって、俄然英語
 学習に対しての意欲が湧いてきます。

 ・シンプルな英語に徹する。
  →海外の人とわずかな会話のチャンスをつかむ
  →会話をする
  →楽しさを感じる
  →もっともっと話せるようになりたいという、欲求が高まる
  →もっと学習し、もっと多く話す

 レベルの高い英語の方は、以上のようにずい分話すようになってから
 取り組めば良いのではないでしょうか。

 日本人は英語に対してそれなりの知識レベルが高いため、どちらかと
 いうとあるレベル以上の英文で話そうとしがちです。

 シンプルな英文はレベルの低さを感じてしまい、無意識にもう少し上
 のレベルを目指そうとしてしまいがちです。(自分がそうでした)

 でもそうではなく、まずは一瞬で覚えてしまうようなシンプルな英文
 で、日常でも良く使うような英文を、会話ができるようになるための
 基礎と考え、覚えてしまうことが重要だったなと感じています。

 何があっても、シンプルな文でなら対応ができる・・・を目指すよう
 にする。たとえ3文や4文になっても・・。

ポイント3:継続のための工夫

 「楽しみながら続ける工夫をする

 英語道は長ーい道のりです。 
 気力や努力が必要な学習方法では、絶対に長続きしません。

 黙々と単語だけを覚えるというやり方は、挫折の近道になります。
 単語や英文法は、それだけを単独で学習するというようなやり方はせ
 ずに、リーディングや会話の中で覚えて行くようにすべきだと考えて
 います。

 机に座って「さあ、やるぞ!」というやり方はしない。
 いつでもどこでも、わずかな時間を利用して少しずつ学習できるよう
 に工夫する・・というやり方。

 大きな気力は不要。軽い気持ちで学習できるような取り組み方です。
 そしてそのわずかな成果一つ一つを積み上げていく・・という考え方
 で進めていくことを、お薦めします。

 わずかな細切れの時間を数多くやることこそ、頭を素早く英語モード
 に切り換えるための最良のやり方だと思っています。

 ■取り組みの例:

 1)隙間時間の利用(メモ、ミニノート、単語カードの活用)

   単語カードは単語の暗記用として使うのではなく、セルフスピー
   キング練習のためのキーワードを書いておくものです。
 
   通勤時間、コーヒーショップ・銀行・病院などでの待ち時間など
   をフル活用します。

 2)「~しながら」での取り組み(mp3プレーヤーの活用)

   ウォーキングをしながら、mp3プレーヤーで英語のリスニング
   や、リピーティングを行います。

 3)英語環境を作る(英語ニュース、洋楽の活用)

   目覚まし時計のベルの替わりに、時間がきたら英語ニュースがか
   かるようにしたり、夜のセットした時間になったら英語ニュース
   や英語学習番組が掛かるようにセットします。

 4)部屋や廊下などの壁の活用

   お風呂、トイレ、部屋の壁など、あらゆるスペースに英語のフレ
   ーズや、暗記したい基本文を書いて貼っておきます。横を通ると
   きには必ずサッと目を通すようにします。

 とにかくアイデアを出して、少しでも楽に楽しく基礎力をアップさせ
 るような取り組み方をします。

 英語学習を負担に思わずにできるような環境作りをすれば、ずい分と
 挫折の可能性が減っていくはずです。

 その間に、英語が話せることの楽しさを感じれるような、チャンスを
 自分で作るようにしましょう!

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