トップコラム効率良い勉強法で忘却との戦いに勝つ

第17話:効率良い勉強法で忘却との戦いに勝つ

 もう若くはない人が英語を勉強し直そうとするときに、最大の障壁と
 なるのは「忘れる」ということをどう乗り越えるかに尽きます。

 せっかく苦労して覚えてもちょっとの間やらないでいると、あっとい
 う間に忘れてしまうからです。

 せっかく英語力を伸ばそうと時間をやりくりし工夫して勉強しても、
 それが一向に身にならないのです。

 へたをすると、要領の悪いやり方だと少しくらいの勉強では、むしろ
 マイナス側の成果となりかねません。

 これは勉強しようとするものにとって、悲劇ですよね。

 あっという間にモチベーションが落ちて継続を断念、あきらめの境地
 へ・・となってしまいます。

忘却との戦い

 わたしは中高年になってから英語の勉強を再開したのですが、特にこ
 の忘却との戦いが主戦場となってきました。

 そのような状況の中で少しずつでも成果につなげていくには、そのや
 り方についてよく考えておく必要があります。

 「どういうやり方をしたら、継続的に英語力を伸ばせるのか」です。

 

結論からいうと、

 1)長時間集中しての勉強はしない
     1回に3時間連続してやる・・などはダメ

 2)細かく分割して、簡単な一つずつを取り組んでいく
     長くても20分程度の内容に

 3)一つ一つの間には休憩を入れる
     平日は20分×1回(もしくは20分×2回、途中休憩20分)
     週末は20分×3回、途中休憩20分(+DVD鑑賞×45分)

 4)かならず内容をノートに書く
     20分の内容を1ページまたは2ページに(1P単位)
     手で書く(より記憶に残したいため)

 5)新しいところを勉強する際は、必ず前回の復習を行う
     わずか2~3分程度で、サッと目を通す
     時にはサッと音読する

 というように、取り組んでいます。(ここ最近のやり方です)

一番大事だと思っている点

 上に書いた中で一番重要だと思っているものは、次の3つです。

 1)細かく分割して取り組むこと  (1回の負担を軽くする)
 2)ノートに書くこと       (どこででも復習できる)
 3)毎回、サッと前回の復習をする (これが忘却への切り札です!)

 ・朝のウォーキングではSIM英語を聞きながら、
 ・通勤途中の車内ではリピーティングをしながら、
 ・お風呂のとき、トイレの中で・・すき間時間を活用しています。

 そして夜は上に書いたようなやり方で、フレーズやイディオム、例文
 といったところを学習しています。

その効果について

 おかげで少ーしずつですが、英語力がついてきていることを実感して
 います。

 週に2回やっているオンライン英会話レッスンは、楽しく会話ができ
 て、詰まることが本当に少なくなりました。

 また、毎年腕試しにTOEICを受けています。特に受けたいと思っ
 ているわけではないのですが、ある点数以上を取れると、会社から英
 会話教室などへの授業料の援助が受けられるようになるからです。

 いつもまったく受験対策勉強は無しで、ぶっつけ本番での受験をして
 いるのですが、ここ数年、毎回50~70点ずつ増えていっています。

 ★毎年少しずつ違っているのは、リスニングの点数が良くなっている
  ことと、以前は最後の問題まで到達できなかったのですが、今は何
  とか到達し最後まで加点の対象にできるようになったことです。

 ・第15話:一人でできる英会話練習のアイデア
 ・第16話:一人でできる英会話練習「ランダム再生」
 ・第18話:忘却に勝つための単語記憶法
 ・第19話:どのくらいの英単語を覚えれば良いのか
 

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