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中高年がスムーズに話すために考えた文の組立方法
オンライン英会話をずっと続けてきて、いつも感じていることがあります。
何かというと、長い文章で覚えるようにしていると、会話でつまずくケースが多くなるということ。
どういうことかというと、長い文章で覚えた場合、十分過ぎるほど繰り返して完全に身につけるところまでいけば良いのですが、ただ覚えただけというような場合(暗記した程度のとき)、ついその文章を順に思い出そうとしてしまうのです。
そして、スムーズに思い出せないと、そこで話すのが止まってしまうんですね。
かつて、なかなか出てこないときにはあせってきて、気持ちが追い込まれていってしまうこともよくありました。
スムーズに話せるようにするために
そうならないようにするためには、できるだけ短い文章で覚えるようにするのが良いと思うようになりました。そして、その短い文章のあとに、必要な要素を必要なだけ、付け足していくという考え方に。
まず、言いたいことの核心の部分を短い文章で話して、次に「誰と」とか「どこで」とか「いつ」などの部分を、付け加えていくわけです。
最初に核心の結論を短い文で言い終えたなら、そこで一旦終わってもいいし、さらに補足したいことがあれば、必要なだけ追加して話せば良いとするのです。
このような考え方で話を組立てていくようにすれば、まずは核心の部分だけをスパッと話したら、あとはどうにでもできます。主題の部分を話し終わっているので、そのあとは気持ちがずい分楽になります。少し余裕をもって話せるようになります。
少なくとも、覚えていた長い文の各要素を順に思い出そうとするような作業はなくなり、正確に思い出せずに詰まってしまうということはなくなります。
核心の部分は大事にして、あとは柔軟に対応して話すというやり方なので、しばられる部分もなく、リラックスして会話ができるようになりました。
「応用力」と「瞬発力」もついていく・・と考えています。
具体的な組立方法
具体的には、前に書いたことがありますが、
①「構文+主語」
②「述語+目的語/形容詞」
③「副詞」
④「場所/時」
というような4つくらいのグループを、素早くより適当な形に組み合わせて話すようにしています。①+②が主題の部分で、③や④が補足の部分です。補足の部分は上に書いた例だけでなく、「他の副詞句」「形容詞句」「名詞句」などとなることもあります。
以前、頭を悩ましたことが1点ありました。
英語はまず結論を先に述べるという観点からいくと、「主語+述語」というグループにすべきだと思うのですが、一方で、フレーズを実戦向きの覚え方をするという観点から考えると、「述語+目的語」というようにグループ分けした方が、覚えやすくて話し易いと考えたのでした。
つまり、述語は主語にくっつけてグループ分けすべきなのか、あるいは目的語とくっつけてグループ分けすべきなのかということ。
実際の組み立て例
例をあげると「make a reservation(予約をする)」「leave a message(伝言を残す)」などのようにした方が、話すときにより思い出し易いと思ったのです。
当時は結論がでなかったのですが、今は自分なりの結論として、
1)①「構文+主語」と②「述語+目的語」とグループ分けをする。
2)話すときは、結論を先に話すため、①と②までを一気に言う。
とすることにしています。
例えば、ホテルの予約のときに、次のように言いたいとします。
「わたしは明日の夜の予約をしたいです。」
この場合の文の組み立て方は、
①「構文+主語」→ I would like to
②「述語+目的語」→ make a reservation
というように組み立てて、話していくということです。
そして、
③「時」→ for tomorrow night.
などのように補足して話していくということ。
あとで考えると、分ける部分であまり細かく考えてこだわる必要はなかったように
思っています。
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